芸人 キンタロー。さん 心配性な私、コロナ下の育児でパニックに 娘を安心で包んであげたい

長田真由美 (2021年4月11日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

家族のこと話そう

写真 キンタロー。さん

松竹芸能提供

昨年1月に出産 社会が変化し…

 昨年1月に娘を出産しました。新型コロナウイルスのまん延とともに育児がスタート。「ステイホーム」「自粛期間」と、耳慣れない言葉が聞こえ始めました。

 私はもともと、ものすごく心配性。ただでさえ育児で不安なのに、社会の変化についていくのがやっとでした。哺乳瓶の消毒液やガーゼまで手に入らなくなり、なんでこうなっちゃったんだろうと。パニックとストレスで、その頃の記憶がありません。

 産後、早めに仕事復帰しました。娘は本当にかわいくて、ずっと付きっきりで育ててあげたい。私自身が3歳まで母に付きっきりで育ててもらったので、ついそれを基準に考えてしまいます。でも、私も仕事をしないと、食べていけない。仕事と育児、両方頑張ろうと思っています。

夫も初の育児 ミルクで大騒ぎ!?

 普段は夫とスケジュールを擦り合わせてやりくりしています。夫も育児は初めて。私の仕事中に「ミルクを吐いたんだけど、救急車呼ぼうか」と焦って電話をかけてきて、大騒ぎになったこともあります。今は世話に慣れて、娘と2人で過ごしても大丈夫ですけどね。

 夫は、私がしんどそうにしていると思ったら、ご飯をテイクアウトしてくれます。この前は、近所にあるおいしい焼き肉店の弁当でした。食事を作る、洗い物をするという作業が減って、その分、育児に時間が費やせる。ありがたいです。

 夫婦とも仕事の時間が不規則なので、毎日ばたばたしています。そうした環境では、娘が落ち着いて過ごせないのではと心配にもなります。私なりの子育てとは何なのか、悩みながら育児をしています。

母はいつも「大丈夫、大丈夫!」

 先月、家族でひな祭りを祝いました。朝なら全員がそろうので、朝日を浴びながらの新感覚なひな祭り。娘がいるおかげで、こうした経験ができる。普段は、ばたばただからこそ、季節ごとのお祝いは、これからも工夫しながらやっていきたいです。

 私自身はお母さんっ子でした。小学生の頃から心配性だった私は、友達関係のことはもちろん、地球環境はこのままでいいのか、なんてことまで心配していました。そんなじめじめした私をぱーっと太陽のように照らしてくれるのが母でした。15年ほど前に亡くなりましたが、母はいつも私を「大丈夫だよ。大丈夫!」って包み込んでくれました。

 娘は自分の分身のような存在です。幸せになってほしい。心配性な私ですが、母のように「大丈夫」と娘に安心感を持たせてあげたい。元気にすくすく育ってほしいと思っています。

キンタロー。

 1981年、愛知県岡崎市生まれ。大学時代に競技ダンスを始め、全国大会で4位に入った。会社員などを経て、2011年に松竹芸能タレントスクール入学。翌年、30歳でデビューした。元AKB48の前田敦子さん、芸人の光浦靖子さんらのものまねで人気を集め、多数のバラエティー番組で活躍する。

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