わが子の晴れ舞台、和装で祝いたい 卒業・入学式、着物スタイリストに聞く装いのポイント

(2019年1月26日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 今春、わが子の卒業式や入学式に和装での出席を考えている人もいるのでは。この時季、レンタル着物店では予約が増えてくるという。着物スタイリストに装いのポイントを聞いた。
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卒入学式向けの母親の和装

華やかに卒業式 入学式は控えめに

 柔らかな山吹色の一色に染めた色無地がパッと目を引く。都内などに展開する着物レンタル店「花ごよみ」(東京)で着付けを担当するスタイリストの望月さおりさんが提案する入学式用(写真左)のコーディネートは、春を感じさせるピンクの帯締めがポイントだ。

 卒業、入学式に列席する際の着物は色無地や訪問着、付け下げなどが主。「あえて違いを言うなら、卒業式は華やかに『おめでとう』の気持ちを表すのに対し、入学式は比較的控えめな装いで、とされています」

 卒業式用(写真右)は、淡いピンクの訪問着に、縁起物をデザインした吉祥文様の帯というフォーマルな装いに、クリーム色の帯揚げと青系の帯締めを取り入れた。「ピンクの着物にピンクの小物を合わせるよりも、さまざまな色を重ねることでより華やかに見えます」。最近はミントグリーンやターコイズブルーなどの着物を選ぶ人も多いという。

渋めの着物も 帯や帯締めの色で雰囲気が一変

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同じ着物でも、帯や小物を変えることで雰囲気が変わる

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 帯や帯締めなどの色を変えるだけで雰囲気はがらり一変。例えば、祖母や母親から譲り受けた藤色など渋めの色合いの着物も、ゴールド系などの色の帯を締めれば、お祝いの雰囲気を出せる。草履は礼装用がなければ、白でも良い。

レンタル時に希望を伝えて

 レンタルする際は、学校や保護者の雰囲気などによって、『少し派手めに』『控えめなトーンで』などと希望を伝えることも大切。「お子さんにとっては、お母さんが着物で参加してくれたということだけで思い出に残ると思います」

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