部活の車送迎、静岡県が県立高に20万円補助 保護者の負担減らすため

三宅千智 (2019年5月12日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 静岡県は2019年度から、県立高校の部活で遠征や大会などに参加する生徒の送迎にかかる費用を補助する。保護者が自家用車やバスで送迎している実態を受け、保護者の負担減を図る。

バスや運転手の手配に使えるよう90校に 

 初年度の事業費は1800万円。県立高校90校に20万円ずつ配分し、バスや運転手の手配に充てる。どの部活にどの程度使うかは校長の裁量としている。

 県教委高校教育課によると、部活の送迎で教員の運転は認めておらず、公共の交通機関の利用が原則。学校や部活によっては、保護者が自家用車で送迎したり、免許を持っている保護者がマイクロバスなどを運転したりするケースもあるという。

県教委「負担に思う保護者もいるはずだ」

 県教委の幹部は「事故が起きた際の責任問題などで、負担に思っている保護者もいるはずだ」と話す。

 石川県では16年10月、中学の野球部員が乗るマイクロバスがワゴン車と衝突して生徒2人が死亡する事故が起きた。運転していたのは部員の保護者で、県大会に向かう途中だった。

 担当者は「限られた予算の中、部活の送迎費用をすべて補助することは難しいが、生徒の部活動を制限しないよう、円滑な運営や充実につなげたい」と話した。

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