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横浜の市立中で教諭が病欠、2カ月授業できず 300人の通知表が「空欄」に

加藤益丈 (2019年6月11日付 東京新聞朝刊)
 横浜市戸塚区の市立中学校で昨年、1、2年生約300人の技術・家庭科の成績が2学期の通知表に記載されなかったことが学校への取材で分かった。家庭科の教諭が病気で休み、代わりの教諭が着任するまで2カ月にわたり授業ができなかったためという。市教育委員会は「通知表が空欄になるケースは聞いたことがない」としている。

家庭科担当は教員不足 後任が見つかりにくい

 校長によると、昨年の夏休み明けに、全学年の家庭科を担当していた教諭から「病気の治療のため休みたい」と申し出があり、9月から休職した。3年生は9月に技術の授業を集中的に行い、10月は他校の非常勤講師が家庭科の授業をし、大きな影響は出なかった。

 1、2年生は10月まで、プリントを使って各クラス5~7コマを自習。代わりの教諭が着任した11月に授業を再開したものの調理実習などの実技が終わらず、通知表は空欄にした。校長は「プリントで学習はできており、高校受験にも影響する学年末の通知表は適切につけた。問題はない」と話す。保護者からの抗議などもなかったという。

 市教委によると、家庭科は技術や美術などと併せて教員免許の保有者が少ない。年度途中で病気やけがなどにより休むと、後任が見つかるまで時間がかかりがちという。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年6月11日