飛沫防止の給食の間仕切り、ひとり200円で安心! かすみがうら市立の全小中学校 100均商品使い簡単に

宮本隆康 (2020年6月18日付 東京新聞朝刊)
 茨城県かすみがうら市教育委員会は、学校給食時の新型コロナウイルス感染予防のため、100円ショップの商品で簡単にできるパーティション(間仕切り)を市立小中学校の全児童生徒に配った。給食中に机の上に立てて、飛沫(ひまつ)が飛ぶのを防いでいる。
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給食前に机に簡易パーティションを立てる生徒たち=茨城県かすみがうら市立千代田中で

生徒自ら組み立て 正規品なら1個3000円超

 かすみがうら市教委は8日の学校再開を受け、児童生徒約3000人と教職員に、A4判のプラスチック製ファイルケースを2個ずつ配布。机に立ててパーティションとして使えるように、各自にテープで2個をつなぎ合わせてもらった。ファイルケースは100円ショップで購入し、事業費は約65万円。

 かすみがうら市立千代田中学校では当初、パーティション自体の購入を検討したが、1個3000円以上するため断念。牛乳パックや段ボールをつなぎ合わせ、代用することも一時は考えたという。

 生徒たちが給食前にパーティションを立てるのを見ながら、岡野浩則校長は「100円ショップで買っているので、これなら1人につき200円で済む。あまり大きくはないが、不安に思う子どもが安心してくれれば」と話していた。

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