女子高校野球の決勝が史上初の甲子園開催 夏の大会24日開幕、埼玉から3校挑戦

(2021年7月18日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真

埼玉栄高校

 高校女子硬式野球の夏の大会(全国高校女子硬式野球選手権大会)が24日、兵庫県丹波市で開幕する。25回目にあたる今年は決勝のみ、史上初めて阪神甲子園球場で試合が行われる。高野連の大会で女子は公式戦に出られないため、目指すことすらできなかった夢の舞台。埼玉県内からは3校が挑戦する。

全国最多の優勝7回、埼玉栄高校

 1997年の第1回大会から出場する埼玉栄高校(さいたま市西区)は、全国最多の優勝7回を誇る伝統校。3年生の投手坂本ひなたさん(18)は、福島県いわき市の中学校から硬式野球をするために進学した。決勝の舞台が甲子園に決まり、「うれしかった。絶対に甲子園でやるという気持ちになった」と強い思いを持って大会に臨む。

写真

花咲徳栄高校

 部員数45人の花咲徳栄高校(加須市)も優勝経験のあるチーム。主将の3年水野志歩さん(17)は「甲子園は男子のものと思っていたので、夢の舞台で女子ができるのはうれしい」と話す。チームプレーを大切にしていて、大会に向け守備に磨きをかける。

「男の子が良かったと思ったことも」

 叡明高校(越谷市)は、まずは初戦突破を目指す。決勝までの道のりは険しいが、主将の3年吉沢真琴さん(17)は「決勝が甲子園に決まって練習に熱が入り、やるぞという気持ち」と張り切る。

写真

叡明高校

 中学時代は男子に交じり、ボーイズリーグのチームで副主将を務めた吉沢さん。「女子に甲子園はないので男の子が良かったと思ったこともある」という。ただ、今は「家族みたいでいられる」という女子チームの仲間の存在を励みに、練習に打ち込む。

 どの選手も「甲子園はあこがれの舞台」と声をそろえる。希望に胸を膨らませ試合に挑む。

 大会は丹波市と全国高等学校女子硬式野球連盟が主催し、8月1日の準決勝までは同市で開催。全国から40チームが参加し、トーナメントで戦う。甲子園での決勝は、同時期に開催される全国高校野球選手権大会の休養日となる8月22日に行われる。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年7月18日

あなたへのおすすめ

PageTopへ