立川市の給食センター、愛称は「みんなのくるりんキッチン」 新体制で9月から稼働、中学への提供もスタート

岡本太 (2023年4月8日付 東京新聞朝刊)
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9月から新体制で稼働する立川市の学校給食共同調理場のイメージ=市教育委員会提供

 東京都立川市は、学校給食共同調理場の愛称が「みんなのくるりんキッチン」に決まったと発表した。市の公式キャラクター「くるりん」にちなんだ。同市では現在、新たな調理施設を増設しており、2学期からは、これまで実現していなかった市内公立中学校への給食提供を始める。

自校調理だった8小学校分もセンターで

 新たな調理施設は、同市泉町にある現調理場の横に整備している。今年6月末の完成、9月からの稼働を目指しており、市内すべての小中学校の給食を調理場で調理し、各校に届ける形となる。

 立川市では、これまで市内小学校19校のうち11校の給食を調理場で提供。残りの小学校8校の給食は、「単独調理方式」として各校の調理室で対応していた。一方、中学校にはこれまで調理場の給食の提供はせず、生徒が弁当を持参するか、民間業者のランチボックスを注文する選択制を採用していた。

 中学校では、温かい食事を提供できるようになる一方、自校の調理室で給食を作る「単独調理方式」を採用していた小学校の保護者からは現状維持を望む声もあった。

アレルギー対応食スペースで「より徹底」

 立川市は、新たな調理場にアレルギー対応食をつくるスペースも設置していることを挙げ、「より徹底した対応が可能になる」と、安全や安心面でのメリットを説明している。

 愛称は昨年、市が募集。市内の児童・生徒から645点の応募があり、第四中1年の宮田琉生さん、第五中3年の駄原陽菜乃さん(学年はいずれも当時)の案が採用された。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年4月8日

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