救命胴衣がなくても沈まない「背浮き」とは? 小学校で海保が指導 夏休みの海難事故から身を守ろう

青木孝行 (2023年7月20日付 東京新聞朝刊)

あおむけで両腕と両足を広げて水に浮かぶ「背浮き」を教わる子どもたち=つくば市で

 海難事故が増える夏休みを前に、茨城県つくば市立吉沼小学校で19日、「海の安全教室」があった。茨城海上保安部の職員が5、6年生に、救命胴衣を着けなくても沈まない「背浮き」の仕方を教えた。

両腕と両足を広げ、あごを上げて脱力

 茨城海保と茨城県水難救済会が毎年この時期に実施している。この日は学年別に行われ、5年生は33人が参加した。

 背浮きは、両腕や両足を広げ、あごを上げながら脱力することで水に浮かぶ方法。誤って海に落ちても、知識があれば助かる可能性が高くなるという。

 海保職員が、靴やジャージーを着用したままの子どもたちの背中を支えながら、「息を思いっきり吸い込むと、肺が浮袋代わりになる」などと指導。男子児童(10)は「力を抜いて上手に浮かぶのは難しい」と苦笑いしていた。

海水浴場は監視員がいるのを確かめて

 主計士補の栗田亮さん(26)は「子どもだけで水辺に行くのは危ない。海水浴場では監視員がいるのを確かめてから遊んでほしい」と注意を呼びかけた。

 警察庁がまとめた2022年の水難の概況によると、全国の死者・行方不明者は727人。発生場所は海が363人(49.9%)と最も多く、次いで河川の245人(33.7%)。中学生以下は26人で、場所は河川の14人(53.8%)が最多だった。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年7月20日

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