<わたしの糧ことば・特別編>2児の父・東京大教授 瀬地山角さん

(2017年2月16日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真は東京大教授の瀬知山角さん

2人の父で、東京大教授の瀬地山角さん

「ママがいい」に負けない

 これは2人の子を育てている経験の中で、自分自身が紡ぎ出した言葉。若いパパ、ママに伝えたいです。

 私は講演で全国各地に出張するとき、子どもが0歳の時から連れて行きました。時には泊まりがけで。そんなとき子どもは「ママがいい」とは言いません。

 子どもが「ママがいい」と言うのは、多くの場合、一緒にいる時間が一番長いのがママだから。「ママがいい」と言われてすぐママに渡さないで、父と子だけで過ごせば、そのうち子どもは懐きますよ。

 例えば、休日にパパが昼ご飯を作るところから始めてはどうでしょう。最初はレトルトでも何でもいい。授乳もミルクで何とかなります。その間、ママは外出したり自由にする。昼できれば、夜も大丈夫になる。ママが病気になったときに備えるための戦略でもあります。ママが育児を休むことは大事ですよ。

せちやま・かく

 奈良県出身。ジェンダー論。講義は立ち見が出る人気。子連れで渡米し父子家庭状態も経験。著書に「お笑いジェンダー論」など。

 

糧ことば

 人生の先輩などから言われて救われた子育てに関する言葉。共有することで、独りぼっちで悩みがちなママたちの心を少しでも軽くしたい-との願いを込め、広告会社・博報堂の「リーママプロジェクト」のメンバーが名付けた。東京新聞では2016年9月から2年間、読者から寄せられた「わたしの糧ことば」を連載。著名人による特別編も5回掲載した。

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