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子どもの脳はどう育つ?(3)脳の重さ 4歳で既に大人の8割程度に

滝靖之(東北大加齢医学研究所教授) (2018年3月21日付 東京新聞朝刊)

 皆さん、こんにちは。これまでは、大人の健康脳の維持についてお話ししてきました。これから数回は、子どもたちがどうやって健康脳をつくり上げていくか、というお話をしたいと思います。

 皆さんのお子さんやお孫さん、知り合いのお子さんらに役に立つ内容になるかと思います。とはいっても、脳の発達と加齢は連続していますので、皆さんにとっても参考になることは多いはずです。

 では、早速始めましょう。ヒトの脳の重さは生まれてすぐだと400グラム程度といわれています。成人が約1400グラムですから、とても小さいですね。ところが、身体の発達に比べ、脳の発達は非常に早い時期からダイナミックに始まり、4歳では大人の脳の8割程度まで大きくなります。

イラスト・伊藤亜美

 つまり、子どものころからすごい速さで脳が発達するのです。では、具体的に脳の中ではどのようなことが起きているのでしょうか。実は、生まれて以降、脳内の神経細胞の数は一部の領域以外では増えないことが分かっています。つまり、脳細胞は減るだけです。では、なぜ脳は大きく、重くなるのでしょう。それはネットワーク、「脳の中の道」が増えるからです。

 私たちの脳内では、ある時期までは道をたくさん作ります。ところがある時期から先は、作った道のうち、何度も使う道は高速道路にし、あまり使わない道は壊す-ということを行います。これはなぜでしょうか。

 一説によると、生まれて以降、多様な環境に適応したり、さまざまな能力を獲得する力を高めるために、脳の中で道をたくさん作るといわれています。では、どうしてせっかく作った道の一部を壊してしまうのでしょうか。続きは次回にお話ししますね。

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