目黒区が「ヒーローバス」運行 園庭ない保育園の子どもを公園まで送ります

神谷円香 (2018年10月18日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 東京都目黒区は11月から、園庭のない保育園の園児たちが外遊びに行く際の専用の送迎バスを運行する。名づけた愛称は「ヒーローバス」。12月末まで、送迎バス事業費を支援するガバメントクラウドファンディングを、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で実施している。
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園児の送迎に使う「ヒーローバス」のイメージ=目黒区提供

区内の私立35園のうち28園に園庭なし

 公立の認可保育園には基本は園庭があるが、都市部の私立園では十分な広さの園庭がないところも多い。区では35ある私立園のうち28園で園庭がなく、近くの公園などを利用している。

 外遊びをするのは3歳以上の園児。子どもの足では往復に時間がかかったり、他の園が使っていたりして十分に遊べない場合も多いという。

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園庭代わりの近くの公園で遊ぶ子どもたち=中目黒ちとせ保育園提供

 ヒーローバスでは、私立園や認証保育所から利用希望を聞き、都立駒沢オリンピック公園や区立中目黒公園など広い公園に子どもたちを送り届ける。

クラウドファンディングで寄付募る

 区は本年度当初予算に車両のリース料や運行管理の業務委託として640万円を計上。クラウドファンディングでは、来年度からの事業の本格実施で複数台のバス運行を見込み、1000万円を目標に寄付を募っている。区保育施設整備課の担当者は「社会全体で子育てを応援する機運をつくりたい」と話している。

 詳細は「ふるさとチョイス」のサイトで。寄付者に返礼品はなく、お礼のメッセージが届く予定。

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