ねんドル 岡田ひとみさん 粘土やミニチュアが好きになったのは母の影響です

佐橋大 (2022年1月30日付 東京新聞朝刊)

写真 岡田ひとみさん

家族のこと話そう

母の「ショートケーキ」にびっくり

 粘土でミニチュアのスイーツや料理などを作る教室を開いています。娯楽と教育を兼ねた「エデュテインメントアーティスト」として、子どもたちが食べ物の旬や栄養についても楽しく、安全に学べるように心掛けています。

 私は小学生の頃から、小さい子の世話をするのが好きでした。5歳下で、幼稚園児だった妹の友達が家に来ると一緒に遊んだり、もらった手紙の返事を書いたり。今、粘土教室で子どもたちと交流しているのと同じようなことを、子どもの頃もしていました。

 物作りが好きなのは母の影響です。母は裁縫が趣味で、私が小学1年の頃に一時期、紙粘土で小物を作っていました。その余った粘土を使ったショートケーキを見てびっくり。私もまねて作ったのが粘土を好きになったきっかけです。小学校中学年の頃には、母が読んでいた雑誌で見たドールハウスに魅了されて、割り箸でいすを作って遊ぶなど、ミニチュアに親しむようになりました。

芸能界入りに反対していたけれど…

 メディアに初めて出たのは高校2年の時。私は小学校の頃から、家族で行った東京ディズニーランドやテレビのショーに憧れて、芸能界に入りたいと思っていました。でも、両親は「難しい世界だから」と反対。私は内緒でラジオ番組のアイドルオーディションを受けて合格し、3カ月ほど毎日、群馬県の実家から電車で2時間以上かけて東京での生放送に通いました。結局、母が駅まで送り迎えするなど協力してくれました。

 その後もテレビ出演などの仕事はありましたが、「自分にしかできないことで人を楽しませたい」と考え、周りの人に相談しました。暇な時に作った粘土のミニチュア作品を見せると、とても感動してくれて、これなら人を楽しませることができるかもしれないと思いました。「粘土職人」と「アイドル」を併せ持つ「ねんドル」として、22歳の誕生日から活動するようになりました。

録画や小物作り 家族みんなが応援

 今、私と妹は実家を離れて暮らしていますが、家族のLINEグループで頻繁に連絡を取っています。父も母もすべての活動を喜び、応援してくれます。私が仕事が大好きで、ずっとやりたかったことを実現できていることを理解してくれているのでしょう。

 父は私が出演した番組を録画してくれるし、母は粘土教室で使う小物作りも手伝ってくれ、ミニチュアのおすしのバランなど、私が指定したサイズ通りに仕上げて送ってくれます。5歳と2歳の子どもを育てている妹も、親の視点で私に意見してくれます。家族が幸せでいることが私の幸せ。これからも心配を掛けないように活動していきたいです。

岡田ひとみ(おかだ・ひとみ)

 1980年、群馬県生まれ。2002年から「ねんドル岡田ひとみ」を名乗り活動。現在はNHK Eテレ「ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!」に「おねんどお姉さん」として出演する一方、ミニチュアフードを作る粘土教室を各地やオンラインで開催している。粘土教室の情報は本人の公式サイトで紹介している。

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