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赤ちゃんや子ども用に何があればいい? 防災グッズを点検しよう!

長壁綾子、五十住和樹 (2019年3月6日付 東京新聞朝刊)
 2018年は大阪府北部地震や西日本豪雨、北海道地震と災害が相次いだ。首都直下地震や、南海トラフ地震などは「いつ発生してもおかしくない」といわれる。3月11日で東日本大震災から8年。その間の度重なる被災を教訓に防災グッズは進化したり、見直されたりしている。家族で必要なものを話し合いながら、非常用袋の中身を点検、更新してみよう。

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ドライフルーツや野菜ジュースが重宝

 「大きな災害を何度も経験し、日本では防災に対する考え方が変わった」。東日本大震災の被災体験を基に、ライフスタイルを考慮した備えを訴えているNPO法人「ママプラグ」(東京)の理事、宮丸みゆきさん(44)はこう話す。非常用袋の中身は以前、平均的な大人を想定した内容だったが、「3・11」以降、家族の人数や年齢層などに応じて必要なものをそろえるという考えに変わった。

 防災グッズを点検、更新する場合、被災者の体験が参考になる。2018年の北海道地震の被災者からは「インスタント麺は湯が沸かせないと調理できない」「乾パンは食べるとのどが渇いて使いにくい」などの声もあった。一方、そのまま食べられ、栄養があるドライフルーツや、ビタミンが豊富な野菜ジュースなどがいいという声もあった。連絡手段の確保と情報収集に不可欠なスマートフォンなどのため、モバイルバッテリーは今や必需品だ。

停電時は「小銭が1万円あると安心」

 被災した北海道新十津川(とつかわ)町の飲食店従業員の女性(29)は電気とガスが復旧するまでの間、冷水で体や髪の毛を洗い、つらい思いをした。そんな経験を踏まえ「(洗い流さなくていい)ドライシャンプーやアルコールを含まないウエットティッシュが役に立ちます」とアドバイスする。また、停電していると、スーパーなどのレジやATMが使えないことがある。札幌市の女性(54)は、日頃からためている小銭が役に立った。「千円札10枚と小銭約1万円を用意すると安心」と話す。

レトルトの離乳食、オムツも備えよう

 2016年の熊本地震で被災した会社員男性(30)は、後日実家に送ってもらったカセットコンロに助けられた。お湯を沸かして体や髪を洗ったり、食事を作ったりした。ガスは電気や水道に比べ復旧が遅れがち。男性はこんろを手に入れ、地震後に生まれた長男のためオムツ、レトルトの離乳食なども備えている。

 東京都がまとめた冊子「東京くらし防災」では、女性、子ども、高齢者向けのグッズを紹介。ペットを受け入れない避難所もあるので、必要品と注意事項を盛り込んだ。ママプラグの宮丸さんは「そろえた防災グッズは試食したり、必ず事前に試したりすることが大切です」と話している。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年3月6日