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アレルギーっ子、避難所生活での注意点は? 佐倉市のNPOが紙芝居を製作

太田理英子 (2018年10月12日付 東京新聞朝刊)
 災害時に備え、食物アレルギーの子どもへの支援や周囲の理解を広げようと、NPO法人千葉アレルギーネットワーク(千葉県佐倉市)が、対応策などをまとめた紙芝居「アレルギーっ子のための“もしも”のときどうする?」を製作した。NPOのホームページ(HP)に掲載し、小学校や幼稚園、保育園の関係者らに利用を呼び掛けている。 

 

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「食物アレルギーへの理解を深めるきっかけに」と紙芝居の利用を呼び掛ける桐谷利恵副理事長=佐倉市内で

食物アレルギーがある女の子が主人公

 紙芝居の主人公は、卵と小麦のアレルギーがある小学1年生の女児。自宅で留守番中、大地震に遭って近所の人と小学校へ避難するが、夕食に小麦粉を使ったカンパンが配給されて戸惑ってしまう。ある男性からは「わがまま言わない!」とたしなめられるが、事情を知る女性がおにぎりを渡して助けてくれるストーリーだ。

 子どもが自分のアレルギーを周囲に伝えやすいよう、アレルギーの内容を記したカードやリストバンドの作成といった対策や、避難所生活での注意点も紹介している。

代わりの食べ物が手に入らないことも

 食物アレルギーは卵や乳製品、小麦、甲殻類などの原因物質を口にしたり触れたりすることで、かゆみやせき、嘔吐(おうと)などを引き起こす。NPOによると、東日本大震災の被災地ではアレルギーを周囲に言い出せなかったり、代わりの食べ物の入手に困ったりする避難者が多かったという。

 NPOは昭和女子大(東京都)の学生が手掛けた作品を原案に、紙芝居を製作。キリン福祉財団(同)の助成を受け、40部を完成させた。

小学校に無料配布、ダウンロードも可能

 紙芝居のほとんどは既に、要望のあった県内の小学校や保育園、7月の西日本豪雨の被災地にある団体などに無料で配布。NPOのHPでも掲載し、誰でもダウンロードできるようにしている。

 桐谷利恵副理事長は「紙芝居だと子どもたちに親しんでもらえる。日頃から防災に備え、食物アレルギーへの理解を深めてもらうきっかけにしてほしい」と期待している。問い合わせは、NPO法人千葉アレルギーネットワーク=電070(5019)3998=へ。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2018年10月12日