地域再生大賞準大賞の「あらかわ子ども応援ネットワーク」 代表大村さん「交じり合う場の発展、後押ししたい」

(2020年3月6日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 地域活性化に取り組む団体を支援しようと、東京新聞など地方新聞46紙と共同通信が実施している「第10回地域再生大賞」の準大賞に「あらかわ子ども応援ネットワーク」(東京都荒川区)が選ばれました。代表の大村みさ子さんにネットワークの歩みや大切にしていることを聞きました。
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あらかわ子ども応援ネットワークに参加する地域食堂=東京都荒川区で

「子どもを真ん中に手をつなごう」がモットー

 「子どもを真ん中に、みんなで手をつなごう」をモットーに2017年夏、ネットワークは発足した。東京都荒川区社会福祉協議会を事務局に、子ども食堂、学習支援、シングルマザー支援、不登校支援など、子どもにかかわるさまざまな社会課題に取り組む地域の約20団体と、区や区教育委員会が緩やかにつながっている。

 3カ月に一度の全体会議やメーリングリストで情報を共有。ボランティア人材や食材などを広く受け入れ、必要とする団体へ効率的に配分している。気になる子どもがいれば、学校教員やスクールカウンセラー、子ども食堂のボランティアなど、別々の場所で活動している大人が相談し合い、支援につなげている。

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あらかわ子ども応援ネットワーク代表の大村みさ子さん

子に寄り添う地域の大人 気軽に頼れる関係を

 地域の大人たちは、それぞれ自分ができる活動で、子どもたちに寄り添っている。子どもたちが何か助けを求めたいとき、気軽に頼れる大人が誰か近くにいる。そのような関係を築こうと取り組んでいる。

 活動が「点」から「面」に展開したことで、住民間の多様なつながりが生まれた。行政ではなかなか解決できない課題も、住民のつながりでサポートできることは多い。

 子ども食堂は、多世代を巻き込んだ「地域食堂」に変遷している。多様な世代がいる中でこそ、お手伝いや、お年寄りの話の聞き役など、何らかの役割を担えて、自己を肯定でき、前に一歩踏み出せる。そのような体験を地域の子どもたちに一人でもしてもらえるよう、活動を続けたい。共に生きる感覚を持ち、交じり合う場の発展をさらに後押ししていきたい。(談)

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