「子どもらしく育つ空間を守りたい」普光院亜紀さん(保育園を考える親の会代表)

子育て世代がつながる

写真 普光院亜紀

 保育園の子どもの声が騒音扱いされることに象徴されるような、不寛容な空気が広がっているように思えます。

 大人の快適さや効率性を追い求める社会では、子どもは確かにやっかいな存在です。でも、子どもは思いっきり遊んで小さな社会を経験しながら、生きる自信や社会性を獲得しつつ育っていきます。子どもが子どもらしく育つ空間を保障しなければ、もうこの社会で子どもを育てることはできません。

 子どもを育てること、働くこと、地域で助け合って暮らすこと。これらが対立することなく、私たちの生活の中でバランスよく成り立つことが必要です。そんな視点からの情報が届くといいなと思います。

ふこういん・あき

「保育園を考える親の会」代表。保育ジャーナリスト。2018年5月より、保育所等における保育の質の確保・向上に関する検討会構成員。著書に『保育園は誰のもの』(岩波書店)ほか多数。

 東京新聞の子育てサイト「東京すくすく」のスタートにあたり、日ごろ子どもたちとかかわったり、子育てを支えたりしているさまざまな分野の方たちからメッセージをいただきました。

すくすくボイス

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コメント

  • 匿名 より:

    はじめまして。私は認可保育園で保育補助をしながら保育士資格を取得後、この度9月に自分の保育園(認可外保育園)を世田谷区に設立し開園致しました。
    国が「待機児童数0にする」と認可保育園(ハコ)を増やすために頑張っているのはとても良いと思っておりましたが、実際、保育士の質が下がっている現状を目の当たりにしてきました。それがとても悲しくて自分の保育園を設立し開園したところ、こちらの普光院亜紀様の記事を拝見し共感を致しました。
    認可保育園には国の助成金や補助金がびっくりするほどたくさん頂けます。でも、なぜか現場で頑張っている保育士には還元されておりませんでした。上層部の方のところで処理をされているからなのでしょうか…。
    そして、国はいろいろな案件で多忙なため、その助成金の使い道は保育園に任せているのが現状です。キャリアアップ制度の研修にも行きたくても、保育士が少ないため、研修には参加出来ませんでした。
    そして「保育士免許」がある方は、ほぼ100%採用です。保育士歴20年以上でも子どものお世話を出来ない保育士はたくさんいました。それは、20年前と今とでは保育のやり方が違うからです。保育は日々変わっております。だからこそ、施設内研修等を行って「保育の質」を高めなければ、小さな命を守ること、未来輝く可愛い子どもたちの無限の可能性を広げることは出来ないと思います。
    保育は一人では出来ません。チームワークが一番大切です。
    私は今は保育士ですが、保育補助の経験が長かったので、保育補助の方を保育士にするというキャリアアップをしております。保育士免許を持っているだけで保育士の数にカウントする国の方針は少し甘いかな?と感じております。「良い環境の中での現場経験」が保育の質を高める一番の強みだと思っております。保育士の離職率もなくなります。
    偉そうなことを言ってしまいましたが、普光院亜紀様の記事を読んで、同じ思いの方がいることで嬉しく感じ投稿させて頂きました。質の良い保育園や幼稚園が増えて、子どもがキラキラ輝いている未来を願っております。

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