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とっつぁん、あれ見たい、これ見たい! 文学座が子ども向け演劇 17日から信濃町で「初天神」など 

井上幸一 (2019年8月10日付 東京新聞朝刊)
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落語を題材とした「初天神」の稽古風景=東京都新宿区で

参加型の仕掛け 子どもの頃から生の舞台に触れて

 人と人の絆の大切さを演劇で子どもたちに伝えようと、老舗劇団「文学座」(新宿区信濃町)のこどもげき委員会が17~20日、劇団の新モリヤビル1階で恒例の「夏休みこどもフェスティバル」を開く。参加型の演劇などで、小さなころから生の舞台の楽しさに触れてもらおうとのイベントだ。

 東日本大震災を機に、震災の翌年から始まったフェスは今年で8回目。演劇は3歳以上が対象で、「おやゆび姫」「初天神」の2演目を上演する。

 初天神は、フェスで初めて演じられる落語が題材の作品。お祭りで男児が「おとっつあん、あれ買って、これ買って」とおねだりするほほ笑ましいストーリー。ベテラン座員の富沢亜古さんが三味線で出囃子(でばやし)を奏で、20代の研修科生が歌やダンスでエネルギッシュに躍動する。上演前には、観劇する子どもたちがうちわを手作りする時間も。これらを使って、劇中の肝心な場面で劇に加わってもらう仕掛けがある。

若手、中堅の「こどもげき委員会」 一体感や達成感伝えたい

 こどもげき委員会は、若手、中堅の座員を中心に昨年発足した。「自由な気持ちで、演劇を楽しんでほしい。涼しくなってから来られる夜の公演もお薦め」とメンバーの鈴木亜希子さん(36)。初天神に子どもの役で出演する高柳絢子さん(31)は「劇を一緒に完成させる過程で、一体感、達成感を感じてもらえたら」と期待する。

 演劇は全14公演で、初天神は17日午後7時、18日同2時半、19日同5時、20日同5時の回、おやゆび姫は18日同7時の回が席に余裕があるという。0~2歳児やその親たちと歌ったり踊ったりする「おんぷでだっこ」などの企画もある。子ども100円、大人1000円(全席自由)。残席要確認。詳しくはホームページ(「ぶんがくざこどもげき」で検索)へ。問い合わせは文学座=電03(3351)7265=へ。