茨城・境町が「遊ばせながらテレワーク」できる施設をオープン 子育てと仕事の両立を支援

出来田敬司 (2020年10月20日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
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大きな遊具を備えた「S−WORK+KIDS」=茨城県境町で

 子育てと仕事の両立を支援するため、茨城県境町は、大型遊具を備えた親子向けの新施設「さかい子育て支援センター S−WORK+KIDS(エスワークプラスキッズ)」を開設した。施設内で子どもを遊ばせておきながら、親がテレワークをすることも可能。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、新しい生活様式を支える施設として注目されそうだ。

小学校低学年まで 1時間500円で「見守り」も

 境町によると、小学校低学年までの子どもとその保護者が主な対象で、施設は2つの主なスペースからなっている。

 「遊具スペース」では、壁面をよじのぼるボルダリングや滑り台、すし屋などの「ごっこ遊び」が体験できる。保護者向けの「コワーキングスペース」は、事務机やネットに接続できるWi-Fiなどを備えており、デスクワークの利用を想定する。

 施設は木造2階建て延べ375平方メートルで、これまで3歳未満の幼児を対象とした旧施設の隣に設置。総事業費は9890万円で、国の補助金などを除いた境町の負担分約2800万円は、全額ふるさと納税の寄付金で賄っている。

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デスクワークや会議ができるスペースも備える

 指定管理者の「NPO法人子連れスタイル推進協会」(つくば市)が運営。保健師による無料の子育て相談や弁護士による法律相談、境町社会福祉協議会の子育てサポーターによる「見守り」(1時間500円)などもあり、若いパパやママをバックアップする。

在宅勤務で高まるニーズ 多い日は1日70組

 当初、4月のスタートを予定していたが、コロナ禍でプレオープンが7月に、本格オープンが9月にずれ込んだ。一方、在宅勤務の普及でニーズが高まり、「プレオープン期間中、多いときには1日約70組の親子が利用することもあった」(境町子ども未来課)という。

 橋本正裕町長は「小さい町には大きな商業施設がなく、雨の日に子どもを遊ばせられない。子どもたちに楽しんでもらいながら、同世代の母親たちが集えるような場にしたい」と意気込みを語った。

 午前9時〜午後5時。月曜と年末年始は休館。遊具スペースは無料だが、コワーキングスペースは1時間100円から。利用は当面の間、原則として境町民が対象。問い合わせはS−WORK+KIDS=電0280(81)1222=へ。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年10月20日

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