世田谷プレーパークを描く映画「あそびのレンズ」 地域とつながり、子どもが生き生きと外遊びできる場所

山下葉月 (2021年10月1日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
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映画「あそびのレンズ」のワンシーン=ビオキッズ実行委員会提供

 東京都世田谷区と地元住民で支える子どもたちの遊び場「世田谷プレーパーク」に集う保護者が中心となって製作した映画「あそびのレンズ」が、池袋シネマ・ロサ(東京都豊島区)で公開されている。プレーパークや地域の自主保育で、子どもたちが元気に遊ぶ姿を捉えた作品。子育てについて考えてもらうきっかけになればとの思いから作ったという。

子どもたちが遊ぶシーンは脚本なし

 「地域とつながることで子育てに余裕を持ち、子どもたちが主体的に遊べる機会が増えれば」。保護者の一人で映画を企画した植田泰さん(46)は、こう語る。

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企画した植田泰さん=世田谷区で

 映画は約90分で、世田谷に引っ越してきた母親が、育児や仕事に翻弄(ほんろう)されながらもプレーパークに足を踏み入れたり、自主保育と出合ったりすることで、少しずつ変化する物語。

 子どもたちがプレーパークでどろんこになって遊ぶ様子なども生き生きと描かれている。植田さんは「子どもたちが遊ぶシーンは脚本なしで撮影した」と紹介する。

11月6日から名古屋市でも公開予定

 植田さんたちは2013~2019年、プレーパークで外遊びの大切さを伝えるイベント「ビオキッズ」を開催してきた。植田さんは「地域の誰もが知るイベントとして定着したが、保護者に遊びの大切さがどれだけ伝わっているか分からなかった」と振り返る。そこで、保護者同士が子育てについて語り合う機会をつくろうと、遊びをテーマにした映画作りに着手。プレーパークに集う保護者ら20人が中心となった。

 プレーパークを運営するNPO法人「プレーパークせたがや」理事の饒(によ)村麻衣子さん(41)は「映画はプレーパークのありのままの姿を描いている。年齢制限も入園料もなく、誰にでも開かれている場所なので気軽に足を運んでほしい」と話した。上映は7日まで。11月6日から名古屋市の名演小劇場でも公開予定。詳細は「あそびのレンズ」で検索を。

世田谷プレーパーク

 「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにした遊び場で、世田谷区立世田谷公園内に開園。職員が常駐し、たき火や穴掘り、木登り、水遊びなどができる。区内には、世田谷のほか3カ所のプレーパークがある。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年10月1日

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