赤ちゃん泣いてもOKなクラシックコンサート「0歳からのオーケストラ」東京交響楽団が3年ぶり開催 4月29日に川崎で

北條香子 (2022年4月10日付 東京新聞朝刊)
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東響交響楽団と「ズーラシアンブラス」が共演した2018年の演奏会=ミューザ川崎シンフォニーホールで(東京交響楽団提供)

 東京交響楽団(東響)は4月29日、赤ちゃんや子どもも楽しめる演奏会「0歳からのオーケストラ」を川崎市幸区のミューザ川崎シンフォニーホールで開く。新型コロナウイルスの影響で過去2年は中止を余儀なくされ、3年ぶりの開催。「大型連休に遠出しづらい状況だからこそ、地元で家族そろってクラシック鑑賞を」と呼び掛けている。

「人生初の演奏会に」 授乳室もあります

 東響は2002年に川崎市とフランチャイズ契約を締結。市内巡回公演で未就学児向けコンサートを求める声を聞いたのをきっかけに、2007年にプロオーケストラでは初めて、0歳児から入れる演奏会を開催。「子どもたちが人生で初めて触れるオーケストラになる責任は重大」と楽団員の思い入れも強いという。

 2019年はシンフォニーホールの改修工事のため、カルッツかわさきで開催。コロナ禍の中止も加わり、ミューザ川崎での開催は4年ぶりとなる。子どもたちが飽きないよう、アンダーソンの「舞踏会の美女」など、演奏時間が比較的短い名曲を中心に披露。オカピやマレーバクなど動物園の人気者たちの金管五重奏「ズーラシアンブラス」も共演する。

 休憩なし約70分で、11時~と14時半~の2回。大人3500円、中学生以下1500円(膝上の2歳以下は無料)。おむつ交換室と授乳室が設けられ、ベビーカーを預けることも可能。問い合わせは東響のチケットセンター=電044(520)1511=で受け付けている。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年4月10日

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