親のコロナ感染、港区が子ども預かります ホテル借り上げ、保育士が24時間常駐

市川千晴 (2020年5月4日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 東京都港区は、区が借り上げたホテルの客室で、新型コロナウイルスに感染した人の子どもの面倒を見る事業を始めた。「感染したら、子どもはどうなるのか」と入院やホテルでの療養をためらう人がいるため、区の担当者は「この制度を使い、安心して治療に専念してもらいたい」と話す。

ホテル20室 食事や入浴を世話

 ひとり親か、両親は感染したが、自身はPCR検査で陰性だった18歳未満の子どもが対象。親族宅に身を寄せることができない、児童相談所に入れない、親の入院先で一緒に生活できない場合、港区が預かる。

 区内のホテル計20室を借り上げ、保育士らが24時間常駐する。親の治療期間中に子どもの健康状態を観察しながら、子どもの年齢に応じて食事や入浴などの世話をする。

きょうだい2人をすでに受け入れ

 これまでは原則、みなと保健所が、児童相談所や病院と協議して子どもの預け先を探していたが、受け入れ先の余力は限られている。また、検査で陰性でも、子どもは濃厚接触者に当たり、感染を心配する声も多く、感染した親が自宅で子どもと一緒に過ごすケースが少なくなかったという。

 港区は先月30日からきょうだい2人を受け入れている。担当者によると、子どもたちは元気に生活しているという。

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