足立区で駄菓子屋を開きます! 子どもの「第3の居場所」に 学童運営NPOが資金募集中

砂上麻子 (2021年6月6日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
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駄菓子屋をオープンする空き店舗の前で、クラウドファンディングのちらしを持つ飯村さん(左)と中山代表理事=足立区で

 足立区と墨田区で民間学童保育を運営するNPO法人「Chance For All(CFA)」が7月、足立区内に駄菓子屋「irodori(いろどり)」をオープンする。ボランティアの学生らを中心に開設準備を進め、子どもが自分の意思で通える、学校や学童保育以外の「第3の居場所」となることを目指す。クラウドファンディングによる資金集めも行っている。

学童だけでアプローチできない子がいる

 CFAは2013年に設立、9カ所の学童保育を1日約300人の児童が利用している。保育料や食事は有料だが、奨学制度を設けており、生活保護など貧困家庭の子どもは無料。だが、利用には保護者からの申し込みが必要で、子どもが望んでも利用できないケースもある。

 「学童だけではアプローチできない子どもたちがいることに課題を感じてきた」と、中山勇魚(いさな)代表理事(36)にはもどかしさも。CFAのイベントに昨夏参加しボランティアを始めた青山学院大2年の飯村俊祐さん(21)も子どもの貧困支援に関心があり、2人は「子どもが自由に行き来できる場所を」と、気軽に来られる駄菓子屋を思いついた。

 CFAの事務所近くに空き店舗も見つかり、飯村さんら5人のボランティア学生チームを中心に開設準備を進めている。

7月17日に開店予定 フリースペースも

 店では駄菓子を食べられる飲食スペースのほか、子どもたちが集まれるフリースペースも設ける。店舗の改装費など約650万円のうち300万円を目標に、今月16日午後11時までクラウドファンディングサイト「READYFOR」で支援を呼びかけている。

 開店は7月17日を予定。飯村さんは「親や先生以外の大人が子どもたちの日常に溶け込み、自分の色を子どもたちが見つけられる場所にしたい」と意気込んでいる。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年6月6日

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