〈保育園給食の人気レシピ〉納豆そぼろ丼 ネバネバが効いて食べやすい!野菜もお肉もバランス良く
乳幼児を育てる家庭で「子どもがごはんをあまり食べない」と悩んでいる方はいませんか。そんなお子さんでも、保育園では給食を残さず食べていたりするものですよね。そこで今月から新連載「子どもが喜ぶ! 保育園給食の人気レシピ」を始めます。
子どもたちに大人気で食物アレルギーにも配慮したレシピを、食育に力を入れている川崎市の保育園「みんなのほいくえん at むさしこすぎ」の管理栄養士・中村えみ子さんが紹介します。4月のレシピは「納豆そぼろ丼」。園でも特に人気のレシピで、野菜・お肉・ごはんを一品で食べられる、ありがたメニューでもあります。卵・乳・小麦アレルギーのお子さんでも一緒に食べられます。
材料(子ども10人分)
- 米 350g(2.5合)
- 豚ひき肉 200g
- 酒 10g(大さじ2/3)
- ひきわり納豆 80g(2パック)
- キャベツ 100g(2~3枚)
- 小松菜 100g(1/3~1/2わ)
- 玉ねぎ 100g(1/3~1/2玉)
- ニンジン 50g(1/3~1/2本)
- コーン缶 50g(大さじ3)
- 油 13g(大さじ1)
- しょうゆ 15g(大さじ1弱)
- 砂糖 15g(大さじ1と1/2)
- 塩 3g(小さじ1/2)
- ごま油 3g(小さじ1弱)
※かっこ内はだいたいの目安です。
作り方
- 野菜は食べやすい大きさに切る(園では1~1.5㎝角になるように切っています)。
- 野菜は蒸すか下ゆでする。
- フライパンに油をひき、豚ひき肉を炒め、酒を加える。
- ひき肉に火が通ったら、調味料とひきわり納豆を加えてさらに炒める。
- 4に2の野菜も加えて炒める。
子どもが食べやすいポイント
「納豆をそぼろと炒めるの!?」と思われるかもしれませんが、意外に合うんですよ。納豆のネバネバのおかげで、野菜もごはんもまとまりやすくなり、口に入れてもポロポロすることがありません。しっかりかんで飲み込むことができるので、子どもたちもとっても食べやすいようです。
野菜がたっぷり入っているので、食べた感じは意外とさっぱり。作り方4の<味付け納豆&ひき肉>と合わせれば、あまり大きくなく軟らかめにゆでた野菜なら、子どもたちはなんでも一緒に食べられそうな気がします。
アレンジのヒント
のりをちぎってのせたり、かつおぶしをパラパラ振りかけたりすると、香りも良くなってさらに食が進むと思います。うどんの具としてもおすすめです。「納豆&そぼろ」は、食パンにのせて、のりやチーズなどをトッピングしてトーストしてもOK。カリカリとした食感と音をぜひ楽しんでください。
大人や酸味に抵抗のないお子さんが食べる場合は、しょうゆの代わりにポン酢を使うと、さらにさわやかな味わいになります。これからの暑くなる季節には、もってこいですね。
管理栄養士・中村えみ子さん
1969年生まれ。川崎市にある「みんなのほいくえん at むさしこすぎ」の管理栄養士。大学病院などで栄養士として勤務後、子育てを経て、保育園の管理栄養士として復職。素材のよさを最大限に生かしたいと、同僚栄養士が驚くほど丁寧な下ごしらえを心がけている。アレルギーに配慮した給食に力を入れるのは、「みんなで同じものを食べれば、子どももうれしいし、保育士・調理師・栄養士の負担も減るし、食べ間違いのリスクも減らせるから」。
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冷蔵庫にある材料で手軽に出来るのがいいですね。
他のレシピも楽しみです。
うちは娘がおかずに緑色が入っていると嫌がります。なのでいつも葉野菜は微塵切りにしてお味噌汁やカレーに入れています。
保育園の栄養士兼調理員をしております。近年、子ども達が野菜が多いメニューを食べなくなってきました。
3人で、130食弱を作っていますので…行事食もマンネリ化してしまい。サラリーマンの日替わり定食化の様と、保育士から指摘を受けました。
子ども達が喜んで食べてくれる給食を作りたいと思っています。
よろしくお願いします。