「予期せぬ妊娠」相談してほしい 横須賀市が経済的困窮者に検査費を補助 子どもの虐待死を防止

村松権主麿 (2019年12月19日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 予期せぬ妊娠をし、経済的な困窮などから妊娠検査を受けられない女性を支援するため、神奈川県横須賀市は検査を無料で受けられる事業を始めた。だれにも相談できずに出産したり、子どもが虐待死するケースを防ぐためで、県内初という。

出産難しい女性は年に50人 救急搬送での出産も

 横須賀市によると、母子手帳を交付する際の面接などで、予期せぬ妊娠に悩んでいたり、年齢や経済的に出産が難しいと考えられる女性は年に50人ほどいる。さらに、経済的困窮や社会的孤立、家庭内暴力などにより相談も受診もできず、救急搬送された病院などで出産する女性は年3~10人という。

 支援事業では、保健師が相談を受け、妊娠検査の費用負担ができないと判断した場合、市販の簡易キットを使い無料で検査。妊娠と判定されると、保健師同行で医療機関を受診し、検査などにかかる1万3000円ほどの初診費用を国と市で半額ずつ補助する。

 対象は市内在住者で、市は今後、商業施設や市役所にポスターを張るなどして利用を呼び掛ける。担当者は「検査の無料化だけでなく、妊娠中や安全な出産、子育ての支援もしていく」と話している。問い合わせと相談は、市こども健康課=電話046(822)4816=へ。 

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年12月19日

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