〈中倉彰子さんの子育て日記〉1・3人3様の運動会

(2011年10月21日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

中倉彰子さんの子育て日記

 私の職業は「プロ棋士」。対局はもちろん、将棋指導もしています。数年前には、NHKの将棋番組の司会を務めました。現在は「日本女子プロ将棋協会(LPSA)」に所属し、事業や営業を担当。「女性や子どもたちへの将棋の普及活動」をしています。

 プロ棋士で1男2女の3児の母。将棋も育児も読み通りに進まず、悪戦苦闘の毎日ですが、そんな姿をお伝えしようと思います。お母さま方と、少しでも気持ちを共有できたらうれしいです。

 今回が第1回。3人のわが子が通う保育所の運動会が今月ありました。運動会のプログラムに沿いながら、子どもたちを紹介しましょう。

1歳のシン、3歳のマキ、6歳のマイ

 トップバッターは末っ子で1歳のシン。乗り物競争に出場です。段ボール箱に乗るだけなのですが「イヤ~!」と号泣。いつもなら大喜びなのに…。シンは眠かったようで、朝の早起きがたたったようです。

 次は、3歳になったばかりの次女のマキ。プログラムは「おばけなんてコワくない!」。マキは「おばけが途中からくるけどね、がんばって宝物を取るの」。なるほど、ゴール近くには、白いかぶり物をした先生のお化け。一心不乱にダッシュするマキ。洗濯バサミにつるされた宝物をゲットしてニッコリ。日頃、歯磨きから逃げ回り、鍛えている足が光りました。

 最後は6歳の長女、マイの遊戯。年長のマイにとっては、今回が保育所最後の運動会。鉢巻きをしてバチを持ち、りりしい姿で登場。これはカメラに収めなくては! シンをおぶったまま、必死の形相で好位置をキープ(笑)。カメラが充電切れ寸前で、焦りながらも、何とか撮影に成功。ゼロ歳から保育所でお世話になった長女が、こんなに成長したのね、と感慨もひとしおでした。

 秋の運動会、最後はクタクタになりましたが、たくさん楽しませてもらいました。

なかくら あきこ

 1977年、東京都生まれ。父親の影響で小学生で将棋を始め、91、92年、女流アマ名人戦連覇。94年プロデビュー。著書に将棋の絵本『しょうぎのくにのだいぼうけん』(講談社)『将棋パズル』( 総合法令出版法)。2015年子どもへの将棋普及活動のための会社「いつつ」を設立。夫も棋士の中座真(ちゅうざまこと)。妹、宏美もプロ棋士。

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