首都圏で住宅買うならいくら? マンションより建売が割安〈どんぶり一家のマネー術〉

(2021年5月7日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

どんぶり一家のマネー術

 主婦の財子(ざいこ)さん(39)と会社員の夫の経男(つねお)さん(42)、長男税太(ぜいた)くん(4)、長女貨保(かほ)ちゃん(0)のどんぶり家。一家のお金の悩みにFP陽子さんが助言するコーナーです。

新築マンションは平均約5000万円

 財子 子どもが2人になってから、今の賃貸住宅も手狭に感じるようになりました。そろそろマンションの購入を検討したいなと思っています。

 陽子 住宅購入は、教育資金、老後資金とともに人生の3大資金の一つ。ライフプランにかかわる大事なテーマになるので、慎重に考えていきましょうね。

図解 首都圏の住宅の平均購入価格

 財子 夫婦ともに地方の出身なので、東京近郊の不動産価格の高さに尻込みしてしまいます。みんなどのくらいの価格帯の住宅を購入していますか。

 陽子 首都圏の住宅購入価格の調査=上の図参照=では、土地付き注文住宅と新築マンションが平均約5000万円、建売住宅が約4000万円。一つの目安ですね。

「テレワーク向き一戸建て」志向も

 財子 建売住宅の方がマンションより割安なんですね。

 陽子 立地の良いマンションは人気ですし、建材費の高騰もあり、一概には言えませんが、一戸建て住宅より高いマンションも珍しくありません。コロナ禍でテレワークが普及し、都心から遠くても仕事部屋のある広めの一戸建てに暮らしたいという人も増えています。初めから候補を絞りすぎず、ライフスタイルや価値観、予算などと照らしていろいろ検討してみるといいですよ。

ローンの「返済率」は25%以内に

 財子 うちはまず予算かなあ。教育費も大切なので、住宅費用はなるべく抑えたいです。無理のない範囲で住宅ローンを組みたいのですが目安はありますか。

 陽子 どんぶり家の年収は約700万円ですよね。年間ローン返済額を年収で割った「返済率」を25%以内に収めるのが理想とされています。たとえば月12万円の返済額で20%強となります。

 財子 駐車場代や管理費などもかかるし、確かにそれ以上は厳しいですね。

 陽子 住宅ローンの金利の仕組みや、返済にかかわる注意点などについて次回説明しますね。 

監修・八木陽子 

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 東京都在住。1男1女の母。出版社勤務をへて独立。2001年、ファイナンシャルプランナーの資格を取得後、マネー記事の執筆やプロデュース、セミナーなどの仕事をする。2005年、親子でお金と仕事を学ぶ団体「キッズ・マネー・ステーション」を設立。2008年、家計やキャリアに関する相談業務を行う「株式会社イー・カンパニー」を設立した。著書に「6歳からのお金入門」(ダイヤモンド社)、「10歳から知っておきたいお金の心得」(えほんの杜)など。

※「どんぶり一家のマネー術」は毎月第1金曜に掲載します。次回は6月4日です。

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