コロナ対策、学校再開いつ? 横浜市立校は4月8日 神奈川県立高と支援学校は2週間休校

杉戸祐子、石原真樹、前田朋子 (2020年3月31日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため市立学校全510校が臨時休校中の横浜市は30日、時間短縮や時差通学などの感染リスクを下げる対策を取り、新年度は4月8日から全校で授業を再開すると発表した。一方、神奈川県は県立高校と特別支援学校について始業式を行わず、2週間程度は休校にすると明らかにした。

横浜市長「クラスターはない。休校延長は子に良くない」

 横浜市によると、文部科学省が24日に出した「万全の感染症対策を講じた上で新学期を始める準備を行う」との通知や、市内の感染状況などから判断した。林文子市長は取材に「市にはクラスター(感染者集団)の発生はなく、急激な爆発(的感染)は起きていない。再開をこれ以上引き延ばすのは子どもにとって良くない」と述べた。


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 感染リスクを下げるため、小中学校は午前中のみ授業を行い、給食や弁当を食べて下校する。高校は1時間目をなくし、ラッシュ時を避けた時差通学とする。ただ、市内の感染状況などで休校となる場合もあるという。5月以降は未定。入学式と始業式は行うことを決めている。

県立高は広範囲から通学 教育長「休校で安心安全守る」

 一方、神奈川県立高校などの休校について、桐谷次郎教育長は、県の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、県立高校の生徒が公共交通機関を利用して広範囲から通学している実態を踏まえ「児童生徒の安心安全を守るため」と理由を説明した。入学式は規模を縮小するなどして実施する。始業式は行わないが、各学校で学年別に登校日などを設けるという。

 黒岩祐治知事は会議後、報道陣に「外出自粛など厳しい要請をしている中で、子どもだけ再開すると混乱する」と述べた。ただ、桐谷教育長は、小中学校の児童・生徒は徒歩で通学することが多いことから「県立高校とは違う」と述べ、各市町村教委の判断を縛らないとの見解を示した。特別支援学校は自宅などで過ごすのが難しい子どもを受け入れるとし、スクールバスの運行や給食の実施も検討するとした。

さいたま市立校は入学・始業式を予定通り実施

 新型コロナウイルスの影響で臨時休校が続く市立学校の再開時期について、さいたま市の細田真由美教育長は30日、定例会見で、入学式と始業式は予定通り4月7~9日に行い、その後の通常授業は今週中にも示される政府見解を踏まえて判断すると発表した。

 入学式の参加者は、小学校は新入生と保護者1人、職員とし、中高と中等教育学校は新入生と職員のみ。体育館など屋内でマスクを着用して換気をし、座席の間隔を空けるなどして20分程度を想定する。大規模校などでは、保護者が別室でモニター観覧する方式も検討する。始業式は各教室で、放送で行う。

 政府見解を待たずに入学式などを行うことを決めた判断について、細田教育長は「子どもたちに教科書や必要なものを渡し、連絡することがこの時点で必要」と説明。一方、政府見解の内容によっては式が実施できない可能性もあるとした。

[元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年3月31日  ]

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