学校の昆虫、1番に見つけたら図鑑に採用! 虫好き校長の発案で小学生が夢中に

(2021年7月23日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
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見つけた昆虫のカードを持つ(左から)國信さん、木元さん、中村さん=いずれも加須市立三俣小学校で

 小学校の校庭や校区内で見つけた昆虫を「発見者」の児童の名前とともに記録する取り組み「三俣(みつまた)こども昆虫図鑑」が、埼玉県加須市立三俣小学校で行われている。「図鑑」に採用されるのは1種につき1回のみ。子どもたちは第一発見者になろうと、虫捕りに夢中になっている。

廊下に写真付きカード 発見者の名前も

 三俣小の職員室前の廊下には、A4ほどの大きさの写真付き説明カードがずらりと並ぶ。カードには昆虫の名前とともに、体長や食性などの特徴、見つけた日と場所、「発見者の名前」が記されている。

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三俣こども昆虫図鑑に採用された昆虫の説明カード

 取り組みは5月、子どものころから虫好きという中島高広校長(54)が始めた。きっかけはチョウの名前を質問に来た児童に、名前やチョウが止まる花の近くに幼虫がいることを教えると、興味を示してくれたことだった。

カブトムシだけじゃない 89種類を発見

 子どもに人気の虫はカブトムシなどに偏りがちだが、昆虫の種類は動植物の中で最も多様性に富む。それを知ってほしいという狙いとともに、子どもたちが熱心に取り組んだことを形にしたいという思いもある。

 休み時間などに子どもたちが昆虫を持ち寄り、中島校長が登録済みかを判定。初めての虫なら「図鑑」に採用し、写真を撮影した上で特徴などをまとめてカードを作成する。積極的に参加を呼びかけているわけではないが、これまでに1年生から5年生まで30人ほどの児童が89種類を見つけた。

「虫捕り体験が心に残す満足は一生もの」

 3年生の中村瑛人さん(9つ)は「(カードを)印刷してくれるのがいい。もっと登録してもらいたい」と意欲的。5年生の木元楓都(ふうと)さん(11)も「新しい虫を見つけたときが楽しい」と魅力にはまる。登録数が断トツの4年生の國信橙希(くにのぶゆずき)さん(9つ)は「虫捕り網の使い方を考えるようになった」と昆虫採集の腕に磨きをかけている。

 元昆虫少年の中島校長は「虫捕りの実体験が心に残す満足は一生もの」と力説。登録数が100種類を超えたら冊子にする予定だ。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年7月23日

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