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「たたいて後悔」もういや 改善の方法を専門家に聞きました

(2017年11月4日付 東京新聞朝刊)
 怒鳴らずに子どもに向き合えたら-。そう思う親は少なくない。全国で「たたかない子育て講座」を開く高祖常子(こうそときこ)さん(57)=東京都足立区=は「まずはたたかない、怒鳴らないと決めること」と提案する。イライラを抑える具体的な方法や考え方を著書にまとめた。

まず「たたかない」と決めよう

写真は「たたかない、怒鳴らないと心掛けることから」と話す高祖常子さん=東京都内で

「たたかない、怒鳴らないと心掛けることから」と話す高祖常子さん=東京都内で

 10年前から虐待防止活動を始め、7年前から行う講座で延べ2万人に「たたかない子育て」を伝えてきた高祖さん。「児童虐待防止推進月間」の11月も、埼玉県和光市や千葉県浦安市などで講座をする。受講者や、編集長を務める育児情報誌「miku」の読者からは、「つい子どもにイライラしてしまう」「たたいて自己嫌悪に陥る」との声が寄せられているという。

 著書では、言うことを聞かない子どもの気持ちや、ついたたいてしまう親自身の気持ちを振り返ることを勧める。「叱る」と「怒る」の違い、「ゆっくり数を数える」など怒りの収め方、褒める時に使えるポジティブ表現への言い換えといった、よりよい親子関係を築くヒントや対策を紹介した。

できなかった日より、できた日を数えてみよう

 高祖さんによると、現在、53カ国が子どもへの体罰・暴力を法律で禁止。3歳半までにお尻などをたたかれた子が、5歳半の時に問題行動を起こすリスクが高いという研究もある。

 20代の3人の子を持つ母としての失敗談もつづりながら、「手を上げないと心掛けることが大事。できなかった日ではなく、子どもと向き合えた日を数えてみて」と呼び掛けている。

著書にヒント、具体策満載

 著書は「イラストでよくわかる 感情的にならない子育て」。184ページ。税込み1404円。問い合わせは、かんき出版のサイト、または=電話03(3262)8012=へ。