字は読めなくても怒り方は筋が通っているぽんこちゃん〈古泉智浩さんの子育て日記〉44

(2023年7月12日付 東京新聞朝刊)
写真

公園の小川に入って遊ぶぽんこちゃん

古泉智浩さんの子育て日記

「あいうえお表」を見ていたら

 保育園年長のぽんこちゃんは平仮名がさっぱり読めません。お友達の中には既にお手紙を書く子もいます。現在小3の兄、うーちゃんも割とすらすら読んだり書いたりしていました。

 平仮名1文字ずつに絵が付いた「あいうえお表」があります。「『えほん』の『え』」。ぽんこちゃんは絵本を描いた絵を指さして元気よく言います。平仮名の文字が1つの音を示していることは理解しているようです。

 「『からす』の『か』」「いいね、よく分かるね」

 ところが、すしの絵では「『おすし』の『お』」。「おすし、じゃなくて、すし、なんだよ。『すし』の『す』」と僕。ぽんこちゃんの表情が曇ります。同じように魚の絵を指さして「『おさかな』の『お』」。「それもね、『さかな』の『さ』だよ」と正すと、「ぽんこちゃんは字が読めないんだから関係ないでしょ」。字は読めないのに、怒り方は筋が通っていて大人のようです。激怒して表を読むのをやめてしまいました。ぽんこちゃんは教えられるのが大嫌いなのです。

 数は数えられるようになってきています。「よんじゅうはち、よんじゅうきゅう、さんじゅう」と、10の位が行ったり来たりしますが…。

運動会ではしっかりとあいさつ

 先日、保育園の運動会がありました。年長なので種目がたくさんあります。応援合戦では旗振りをしていました。しっかり振り付けを覚えて、他の子に比べても上等にこなしていました。応援合戦の代表のあいさつも買って出たそうで、しっかりあいさつしていました。特別大きいわけでもない体が、園児の中で2番目くらいに大きく見えました。足だけなら、誰よりも太くてたくましいように見えました。

 ぽんこちゃんは食いしん坊で、家ではひっきりなしにおやつを食べています。幸い肥満児ではなく、ちょっとがっちりしているだけに見えます。親子でダンスをする種目の時、「おどるポンポコリン」に合わせて子どもを持ち上げる振り付けがありました。それが重くて重くて、すぐに下ろしたくなりました。

 兄のうーちゃんも特別小さい子ではなく、学年では真ん中よりちょっと小さいくらいです。3学年下のぽんこちゃんは、身長は兄より少し低いだけで、体重は兄より1キロ重いのです。現時点では体格に差がないきょうだいです。3学年違いますが、こんなものでしょうか。これからの2人の成長も楽しみです。

古泉智浩(こいずみ・ともひろ)

 漫画家。養子の9歳男児うーちゃんと、5歳女児ぽんこちゃんを育てる。

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