保育園の散歩ルートに都内初「キッズゾーン」 港区が約20カ所の路面に塗装

宮本隆康 (2020年12月29日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

港区が設置予定のキッズゾーンの塗装=区提供

 東京都港区は本年度中に、保育園の散歩などの安全を確保するため、一部の道路をドライバーに注意を呼びかける「キッズゾーン」に設定する。小学生の通学路のスクールゾーンと同様に、路面を塗装して明示する。港区によると、設定は都内初になるという。

大津の16人死傷事故がきっかけ

 滋賀県大津市で2019年5月、散歩中の保育園児の列に乗用車が突っ込み16人が死傷した事故を受け、厚生労働省は自治体に対し、キッズゾーン設定を検討するよう求めている。

 港区によると、区内では保育施設に広場を確保するのが難しいため、敷地を出て公園などへ歩く機会が多いという。キッズゾーンは保育施設周辺や、利用する公園へのルートなどを想定。車道と歩道が分離されていなかったり、見通しが悪かったりする道路で設定する。

 地元警察と協議後、約20カ所を決め、3月までに緑地に白色で「キッズゾーン」の文字を塗装する。事業費は約2500万円。

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