女優 佐久間由衣さん 生きる上で大切なことは食卓で学びました 「家族はパワーの源」

(2022年2月20日付 東京新聞朝刊)
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家族との思い出について話す佐久間由衣さん=名古屋市の東海テレビで(森研人撮影)

家族のこと話そう

料理上手の両親が「当たり前を大切に」

 両親と私、妹、弟の5人家族です。食事の時間を大切にする家庭で育ちました。家族の思い出といえば、みんなが出入りして、自然に集まっていたキッチンの風景が思い浮かびます。

 両親は料理上手で、冷蔵庫の食材を無駄なく使って料理をしていました。家族はみんな食欲旺盛。ご飯を3杯ほど食べて、おかずは常に5種類はありました。

 私の大好物は母のカレー。ルーに、ミキサーですりおろしたタマネギとリンゴを加え、ニンニクとオリーブオイルでかりっと焼いたチキンを入れます。熱が出た時などに母が作ってくれた栄養たっぷりのおかゆも大好きでした。父は日曜日に、もつ煮込みやお好み焼きを作ってくれました。

 おいしいご飯をしっかり食べて寝るという、生きる上で大切な基本を両親から学びました。「働かざる者食うべからず」と教えられ、「時間を守る」「自分がされて嫌なことは人にしない」など、当たり前のことを大切にするようにとも言われました。私は社会経験を積むことが大事だと考えて、高校生の時から飲食店などでアルバイトをしていました。みんなそれぞれが一生懸命働いていて、どんな職業でも、働く上で大切にしなければいけないことは一緒だと思っています。

活を入れてくれる母 親友のような妹

 以前の私は人前に出るのが得意ではなく内弁慶だったので、デビューすることになった時、両親はとても驚き、心配もしていました。でも、最終的に背中を押してくれたおかげで「頑張ろう」と思いました。母は、私が立ち止まったとき、活を入れてくれます。つまずいたり悩んだりした時も、直したり努力したりした方がいいことを客観的な視点でアドバイスしてくれます。いつも助けてもらっています。

 年の近い妹は親友のような感じで、いろんなことを話します。妹はお菓子作りが上手なので、レシピを教えてもらっています。妹が私の家に泊まりに来て、私がご飯を作ることも。会うとほっとしますね。最近はコロナ禍でなかなか会えませんが、電話で声を聞くだけで元気になれて、素の自分に戻ることができます。好きな音楽の趣味が似ている弟とも、よく連絡を取っています。

 私は今、家族がテーマのドラマ「おいハンサム!!」に出演していますが、撮影中は、温かくて、くつろぐ実家や家族のことが恋しくなりました。みんなで早朝のまだ暗い時間から車で旅行に出かけたことなど、思い出すのは何げないことが多いですね。家族はパワーの源であり、私の原点です。

佐久間由衣(さくま・ゆい)

 1995年、神奈川県出身。2014年に女優として映画デビュー。2017年のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」をはじめ、「彼女はキレイだった」「最愛」などのドラマで活躍。東海-フジテレビ系で放送中のドラマ「おいハンサム!!」(土曜午後11時40分)では主人公の家族の3姉妹・次女役を演じている。

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