〈えほん〉「わたしのおじさんのロバ」作・トビー・リドル 訳・村上春樹

長壁綾子 (2019年2月8日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真

(長壁綾子撮影)

 おじさんのロバは、おじさんの家で椅子に座ったり、映画を見たり、ピアノを弾いたりとやりたい放題!

 でも、なんだかとても不思議。表情豊かなロバとは反対に、おじさんはずっと無表情。交流もない。おじさんはロバに気づいていないの? 見えないふりをしているの?

 起承転結もオチもない。おじさんとロバの奇妙な暮らしが最後まで続く。

 訳は村上春樹。別刷りの「訳者あとがき」は大人向け。絵に隠された細かい事実にも注目してほしい。1512円。あすなろ書房=電03(3203)3350。

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