〈えほん〉「ひとはなくもの」作・みやのすみれ 絵・やべみつのり

長壁綾子 (2020年7月17日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真

(長壁綾子撮影)

 すみれはよく泣く。大好きな猫が死んでしまって、宿題をしていなくて怒られて、石につまずいて転んで、おじいちゃんにこちょこちょをされて…。

 そんなすみれにお母さんは「泣く子は、嫌い」と言う。喜んだり、悲しんだり、悔しかったり、いろんな感情で涙が出る。人は泣くものと気がついたすみれが、お母さんへぶつけた思いとは―。

 作者が小学1年生の時に作った紙芝居が基になり、絵本作家の祖父が絵を担当した作品。泣くことは人間にとって必要なこと。子育て中の人たちへ、子どもの根源的な気持ちを伝える。1320円。こぐま社=電話03(6228)1877。

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