インクルーシブ公園のこと、みんなで考えよう 藤沢でアイデア出し合うワークショップ

(2020年12月17日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
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横になって楽しめる円盤型のブランコではしゃぐ子どもたち(東京都世田谷区の砧公園で、鈴木さん提供)

 障害のある子もない子も一緒に遊べる「インクルーシブ公園」について考えるワークショップが今月、神奈川県藤沢市で開かれた。主催した市民団体の鈴木理恵子代表(36)は「(行政など)誰かがつくった公園ではなく、市民みんなの声で公園をつくる新しい形を考えていきたい」と手応えを感じている。 

横になった姿勢でも楽しめるブランコ

 インクルーシブ公園は車いすを利用していたり、体を支える力が弱かったりして、一般的な公園で遊びづらい子どもへの配慮が施された遊具などがあり、障害の有無にかかわらずみんなで遊べる公園のこと。東京都内では今年、世田谷区の砧公園や豊島区のとしまキッズパークに、横になった姿勢でも楽しめるブランコなどが整備され、全国的にも機運が高まっている。

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ワークショップで自己紹介する鈴木代表

 鈴木さんは、進行性の病気で車いすを使う4歳の双子の男の子の母親。8月に家族で砧公園を訪れ、遊びやすく工夫された遊具がたくさんあることに感激。「こんな公園が地元にもほしい」と、11月に団体「インクルーシブひろば〜みんなおなじ空の下」を立ち上げ、意見を集めようと、今月13日にワークショップを開いた。

「正解はない。わくわくするアイデアが大切」

 市内のほか横浜市や鎌倉市などから、障害のある子を育てる母親や公園の美化に取り組む女性ら17人と子ども2人が参加。「定期的なイベントがあると行きやすい」「近くにトイレがほしい」「着替えスペースは必要」など意見を次々と交換。インクルーシブ公園の普及に取り組む龍円愛梨都議が講師役を務め、「正解はない。わくわくするアイデアを出し合うことが大切」と話した。

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どんな公園が良いか、アイデアを出す参加者ら=いずれも藤沢市で

 ダウン症の男の子を育てている横浜市の40代女性は「障害のある子もない子も一緒の時間を過ごして、『あの子はそういう子なんだ』と慣れることが大事。公園でそれができたら良い」と話した。鈴木さんは「いろんな思いが聞けた。子育て中の人に限らず声を集めて『私たちの公園』を目指したい」と声を弾ませた。参加希望はLINEのID「@851bokgb」で検索か、メール=inclusive.hiroba.fujisawa@gmail.com=へ。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年12月17日

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