〈えほん〉「オーストラリア アボリジナルのおはなし 色とりどりの鳥」再話・ほそえさちよ 絵・たけがみたえ

(2021年5月28日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
写真

(長壁綾子撮影)

 世界がまだ若かった頃、大地は赤く、森は緑に輝いていた。でも、鳥たちはみんな石炭のように黒かった。

 ある日、ハトは足をケガしてしまう。仲良しの鳥たちが励ますが、一向によくならない。ハトを勇気づけようと地面に降り立ったインコが、ハトの傷口にぶつかり、思わず蹴飛ばす。すると、そこから七色のしぶきが飛び出して鳥たちにかかり、その羽は色とりどりになった。

 オーストラリアの先住民族アボリジニに伝わる話を下敷きにした物語。美しい色は、助けてくれた仲間への思いだ。2750円。玉川大学出版部=電話042(739)8935。

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