子どもと、子どもに関わる大人が健やかな心で生きるためには〈東京すくすく4周年 編集長から〉

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 今日9月13日、東京すくすくは開設4周年を迎えました。

  2018年9月のスタート時、「子育ての心配ごとや、子どもをめぐる制度への疑問。このサイトを通じて、子どもとかかわる皆さんの声を受け止め、一緒に答えを探していきたいと思います」とのメッセージを掲げました。この「読者と一緒に考える」という姿勢を柱に据え、日々の発信に取り組んできました。

 4年の間に、新型コロナの拡大という大きな社会の変化がありました。コロナ禍の子どもの育ちや家庭や園・学校で見守る大人たちの負担も、重要なテーマに加わりました。

 一方で、「子どもを育てる」という営みが社会で十分に尊重されていないのではないか、という問題意識は一貫して変わりません。

 保護者や保育者による虐待や、子どもの事故のニュースが取り上げられるとき。いじめや不登校に適切に対処できなかったと教師や学校が責任を問われるとき。

 いつも気になるのは、育てる側が、余裕を持って子どもを慈しむことができるような環境にあっただろうか、ということです。

 開設特集として4年前に発信した「大丈夫?保育の質」や「ストップ 子ども虐待」といったテーマは今なお、私たちの社会に重要なテーマとして横たわっています。関心は徐々に高まっていますが、この問題を考えるとき、保護者や保育者、教師など、子どもを育てる側がその役割の大切さを評価され、人として尊重され、安心して過ごせているかという視点は欠かせません。

 子どもと、子どもに関わる大人が健やかな心で生きるには何が必要か。目を凝らして5年目も歩んでいきます。

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