〈新型コロナ〉子ども意識調査 32%が「感染しても秘密にしたい」 不安が差別やいじめにつながる恐れ…新学期は注意が必要

岡本太 (2020年8月20日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)は、子ども(7~17歳)と保護者を対象にした新型コロウイルスに関するアンケートを行い、「自分や家族が感染しても秘密にしたい」と回答した子どもが、約3割に上ったとする調査結果を発表した。自由記述では「大人は酒を飲めるのに、子どもが集まって遊ぶのはなぜだめなの」といった回答もあった。 

4割が「治っても…」付き合いに不安

 国立成育医療研究センターは、新型コロナに対する不安や恐怖から、差別や偏見につながる恐れがあると指摘。夏休み後の学校再開に合わせて、いじめなどに注意が必要としている。調査はセンターが6~7月、インターネットで実施。全国の7~17歳の子ども981人と、17歳以下の子どもを持つ保護者5791人が回答した。

 調査結果では子どもの32%が「自分や家族が新型コロナになったら、秘密にしたい」と回答。40%が「新型コロナになった人とは、治っても付き合うのをためらう人が多いだろう」と回答した。

大人はお酒を飲みに行けるのに、なぜ

 「新型コロナのことを考えると嫌になる」「最近集中できない」など、子どもの72%に何らかのストレス反応もみられた。自由記述には「大人はお酒を飲みに行けるのに、なんで子どもが集まって遊ぶのがだめなの」(小学校低学年男児)「勉強ばかりで思い出が全くない」(小学校高学年女児)「大人だけで議論せず子どもの気持ちも聞いてください」(小学校高学年女児)などの声が寄せられた。

 調査を担当したセンターの半谷(はんがい)まゆみ医師は「子どもは不安や恐怖といった社会の雰囲気に大人以上に影響されやすい。子どもたちの声を聞くなど丁寧なケアが重要だ」と話している。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年8月20日

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