俳優 山本耕史さん 仕事が終わったら、子どもたちと料理するのが日課 「ほっとする時間ですね」

子育てや生活について話す山本耕史さん(木戸佑撮影)

各界で活躍する著名人が家族との思い出深いエピーソードを語るコーナーです
昔は仕事後に必ず飲みに行ったけれど
妻と子ども2人と過ごす普段の時間がすごく好きです。仕事が終わったらすぐ帰って、料理を作るのが日課です。子どもたちも子ども用の包丁やまな板を使って手伝ってくれます。混ぜるとか、手で作るのが好きで、ギョーザを包んだり、卵を混ぜたり。ハンバーグを「これくらいの大きさにして」って言うと、大きかったり小さかったりするんですけど、それもいいじゃんって。自由にやってます。一番ほっとする時間ですね。
あとは子どもが折り紙にはまっているので一緒にしたり、ギターを教えたり。昔は仕事の後は必ず飲みに行ったけど、今はなるべく早く帰りたい。運動会や卒園式もできるだけ参加します。どの行事も一生に1回じゃないですか。
子どもたちは僕が出ている舞台は何回か見ています。ドラマもたまに見ますが、現代劇より時代劇が好きみたい。刀で戦うとか、ある意味ファンタジーの世界なので興味があるみたいです。
妻とは育児の役割分担を決めているわけではないですが、それぞれ得意分野を担っていますね。宿題は、妻の方が厳しく見ています。僕はちゃんとやってるだけでかわいいな、なんて思っちゃうけど、妻は名前を丁寧に書きなさいってところからきちんと教える。妻の方が怒ることも多いけど、それでも子どもはママの方が優しいって言いますね。
一年中休みがないママを気にかけたい
子どもを誰かに預けて、たまには妻とおいしいものでも、と思っているんです。ママって一年中、一瞬も休みがないじゃないですか。気にかけてあげたい。ただ、あまり深く突っ込んでもうっとうしいときもあると思うので、その時々の状況に応じてお互いコミュニケーションが取れればいいかな。日々、夫婦で話す時間を特別に設けているわけじゃないですが、子どもが寝た後、今日こんなことがあったよという話はよくしますね。自分で言うのもなんですが、仲良しですよ。
家族ができて変わったのは、仕事に対して余裕を持てるようになったことかな。不誠実に聞こえるかもしれないけど、仕事だけに没頭しなくてもいいと思うようになりました。昨年、全編英語の舞台に26年前と同じ役で出演しました。異例のことで、実は「どうなるのかな」と珍しく先が見えない感じがあったんですが、家族に救われました。帰れる場所があるから、失敗してもいいやって思えるようになったかな。
家族が一緒にいられる時間はあっという間。今は子どもはパパとママが大好きだけど、これから友達との時間が増えて、いずれは巣立って、妻と2人になる。家族っていろいろな時期があるけど、何にせよ、1人じゃなくなったというのはすごく強いことかな。愛情を注げる存在ができて、1人では感じられなかったことがいっぱいあります。
山本耕史(やまもと・こうじ)
1976年、東京都出身。87年、「レ・ミゼラブル」で舞台デビュー。大河ドラマ「新選組!」「真田丸」、配信ドラマ「地面師たち」など出演作多数。バイオリニストの古沢巌さんらと共演するコンサートツアー「ダンディズム・バンケット3」では演出、歌、語りを務める。9月14日の愛知公演では、小学生以上18歳以下300人を無料招待。同21日に東京公演。
なるほど!
グッときた
もやもや...
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知りたい
耕史くんが幸せなら私も幸せです
ずーっと奥様と幸せにね😃
いつまでも、今の気持ちを大切にしてください。お幸せに。
お若い頃は、遊び人というイメージでしたが、結婚されとても素敵に方向転換された様子に嬉しく思います。これからも仕事も家庭も大切に、心より応援しています☺️
ホッコリすると同時に胸にグッとくるものがあり泣きそうになりました。お子さんへの接し方、奥さんへの心遣いが本当に温かくて思いやりが感じられて、理想的なパパでありパートナーなんだなと思いました。結婚された当時は周りから色々言われていらっしゃいましたが、これからも周りに振り回されることなくご家族とお幸せにお過ごしくださいね。