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〈古泉智浩さんの子育て日記〉1・うーちゃんは毎日が想定外!

  (2019年2月15日付 東京新聞朝刊)

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最近のうーちゃんのブームは、1人でスーパーにお使いに行くこと

「6歳まで」描くのはあと1年半

 漫画家の古泉智浩です。これまでずっと青少年のやるせない日常を描いておりましたが、2児を子育て中の今は育児漫画が中心です。

 しかし、現在4歳の長男・うーちゃんが6歳になったら、育児漫画の金字塔『ママはテンパリスト』の東村アキコさんに倣ってやめるつもりでいます。今は自分が漫画に描かれることをなんとも思っていませんが、そのうち勝手に漫画で公表されることに怒り出すはずです。

 うちにはもう1人、1歳の女の子・ぽんこちゃんもいるので、あと5年は描けるかもしれません。ただ、お兄ちゃんに触れずにぽんこちゃんだけを描くことは不可能なので、やっぱりあと1年半ほどで終わらなければなりません。

「ママが線路を壊した」…無実?

 うーちゃんは、とにかく毎日毎日、想定外の行動をとります。

 先日、このような事件がありました。リビングに行くとうーちゃんがママを怒っています。「ママが線路を壊した」「ママは壊してないでしょ」。うーちゃんが床に並べていたおもちゃの線路をママが壊したと怒っています。ママは無実を訴えています。

 「ママがうそをついた」。うーちゃんが僕に言いました。「ママ、線路壊したんなら謝りなよ」と僕が言うと、「壊してないし、触ってもいないよ」とママが言います。

 主張を譲らない妻に、うーちゃんが言いました。「ママがつばで壊した」「?」。僕もママも二の句が継げなくなりました。

 「ママが口から飛ばしたつばで線路が壊れたの?」「そうだよ!」。それ以上追及するのはやめて、みんなが歩き回るリビングで線路を並べる方が悪いと結論づけ、夕食をとることにしました。

里親として2人の成長をつづります

 こんな破天荒なうーちゃんは、僕と妻がゼロ歳の時に里子として養育するようになり、2歳の時に養子縁組をした子です。1歳のぽんこちゃんも里子です。

 里親には守秘義務があるので、本当の名前や、ゼロ歳や1歳ではとても重要な月齢も伏せなくてはなりませんが、2人の成長が伝わるエピソードをつづっていきたいと思います。(漫画家)

こいずみ・ともひろ

 1969年、新潟県生まれ。ヤングマガジンちばてつや賞大賞受賞。代表作は『ジンバルロック』『死んだ目をした少年』『チェリーボーイズ』など。現在、漫画配信サイト「Vコミ」にて『漫画 うちの子になりなよ』連載中。