〈パパイヤ鈴木さんの子育て日記〉1・楽しんで「育て合い」

(2011年4月8日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

パパイヤ鈴木さんの子育て日記

 今日からこの連載がスタートしました。僕が直面している子育ての迷いや焦り、感動などを書いていけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

 子育ては「育て合い」だと思っています。僕には小学4年の娘と、小学2年の息子がいます。息子の「うお~!」という雄たけび、娘の「やめてよ!」、妻の「パパが寝てるんだから静かにしなさい!」という一喝、そして愛犬の鳴き声。これが僕の目覚まし。うるさいな~と思うこともありますが、今日もみんな元気なんだな、と思い直します。おしゃれとはほど遠い、昭和の香り漂う鈴木家、それが好きなんです。

写真 パパ登り。思い出づくりと筋トレが一度にできるので、ぜひお試しを!

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女の子はハイジ 男の子はターザン

 理想の子育ては女の子はハイジ、男の子はターザン。想像力豊かな自然児で自由人。今では2人ともターザン化していますが…。毎日飽きずにケンカしていますね。じゃんけんの後だしから始まって陣地(縄張り)の話。まるで動物。でもそれがいい。我慢がたまって爆発するより、ちょいちょい噴火して何も残らない方がいい。究極の仲直りは、ケンカしたことを忘れることだと思っています。

 実は僕は、子育てに関心がありませんでした。子どもは母親が育てるものと思っていたからです。男は外で働いて、家の中のことは女がする。結婚するとき、そんな話を妻にしたのを覚えています。事実、僕は子どものおむつを替えたことがない。ミルクの作り方もお風呂の入れ方もわからない。今から思えばダメな父親でした。

「男の子には父親が必要なの」

 僕を変えたのは、妻の一言でした。「男の子には父親が必要なの」。このままでは子どもたちの記憶に、僕との思い出がなくなってしまう。思い出づくりをしよう! 妻のおかげで、イクメンになろうと努力しています。説明書がないだけに、何が正解なのかはわからない。ターザンたちと暮らす中で、僕も教わることがたくさんあります。だから「育て合い」。そんな毎日を全力で楽しんでいます。

ぱぱいや すずき

1966年東京都生まれ。振付師、ダンサー、俳優。98年、「パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ」を結成。若手ダンサーの地位向上を目指すイベント「ダンス向上委員会」も主催。2児の父。

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