〈中倉彰子さんの子育て日記〉60・お姉ちゃんと同じに

(2017年12月22日付 東京新聞朝刊)

中倉彰子さんの子育て日記

次女とデート

 先日、次女のマキと、将棋会館のある東京・千駄ケ谷に行きました。私の用事で少し寄ったのですが、マキにとっては初めての将棋会館。「ここが、パパ=中座(ちゅうざ)真七段=がいつも将棋を指しているところなんだね」と本人なりに感慨深い様子でした。

 将棋をテーマにした漫画「3月のライオン」の主人公のパネルが入り口にあるのを見て、「あ、おうちにある漫画と同じだ!」と興味津々。夫は自宅で仕事をすることも多いですが、対局する姿も子どもたちに見せることができたらなぁと思いました。

 せっかくなので、原宿まで足を延ばすことにしました。日曜日ですごい人。マキは「お祭りみたいだね」とうれしそう。以前、長女と私が原宿に行ったことを聞いて、ずっと来てみたかったそうです。

 妹というのは、常に姉に憧れて(?)同じようにしたいと思うのでしょうか。それがこうじて姉妹げんかになることも…。姉のまねを一生懸命しようとしている姿は、いじらしく感じることもあります。

 長女の時と同じようにクレープを食べ、ちょっとした小物を買って、マキも満足したよう。私も休日を楽しみました。

クリスマスプレゼント

 さて、もうすぐクリスマス。わが家の子どもたちは、それぞれがサンタさんにほしいものを私に伝えてきます。予算オーバーなものは「うーん、それはサンタさんと相談してみるけど、難しいかもしれないからほかのものを」と言って、ちゃんと家計に合うものにしています(笑)。

 私の妹の宏美から以前、「私がサンタを信じていた時、お姉ちゃんが『宏美の頼んだドラゴンボールのドンジャラが、車のトランクにあったよ』と言ったから(真実を知り)、ショックだったよ」と言われたことがあり反省しました。子どもの夢を壊さないように、かつ家計の調整をつけながら準備する予定です。長女からは、ズバリ「予算はいくらなの?」と言われました。え? ばれてる(苦笑)。

 将棋教室の子どもたちへのクリスマスプレゼントは、メッセージカードと「将棋駒の形のクッキー」。パティシエの友人に教わりながら作りました。みんな喜んでくれるといいな。(プロ棋士)

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