「障害ってなんだろう」小学生に伝えるDVD 江戸川区の施設が制作・配布

井上幸一 (2021年4月9日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
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障害者のことを説明した場面=江戸川区提供

 東京都江戸川区立の知的障害者通所施設「さくらの家」は、小学生向けの啓発DVD「障害ってなんだろう」を作った。コロナ禍で講演会など啓発活動ができないため、職員が企画した。区立小学校69校に配布、授業などに活用される。

自閉症の子には、正面から名前を呼んで

 さくらの家は、知的障害者の日常生活や作業、社会的活動の支援をしている。差別や偏見をなくす意図のDVDは、家庭でも障害について話し合うきっかけにしてほしいと小学生向けにした。

 DVDは約25分。この中で、興味関心があることしか目に入らないといった自閉症の特徴を例に挙げ、正面から名前を呼んで周りの状況を伝えてあげてほしいと訴える。表情やジェスチャーなど言葉以外のコミュニケーションも使い、障害者が理解できる方法を選んで接してほしいとも呼びかける。

保護者の願い「小さい時から関わって」

 通所者の日常の様子の紹介や保護者のインタビューもある。「小さい時から障害者と関わって」「一番うれしいのは、誰もが顔見知りの町、コミュニティーがつくられること」などと保護者は語っている。

 さくらの家の中村和人(かずひと)施設長は「多くの子どもたちに見てもらい、障害について理解を深め、街で会ったら優しい気持ちで接してみてほしい」と話している。 

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年4月9日

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