弱視者にサッカーの楽しさを 川越の特別支援学校でロービジョンフットサル選手が教室

武藤康弘 (2021年12月21日付 東京新聞朝刊)

岩田朋之選手(11)らとウォーキングサッカーを楽しむ児童たち=川越市の埼玉県立特別支援学校塙保己一学園で

 埼玉県川越市の県立特別支援学校塙保己一(はなわほきいち)学園で15日、主に弱視者がプレーするロービジョンフットサル(LVF)教室があった。県内を中心に活動する「ソルアクラブ」の岩田朋之選手(35)ら3選手がコーチとして参加。児童約20人が歩きながらボールを取り合う、ウォーキングサッカーという形式でゲームを楽しんだ。

「視力が弱くても、サッカーはできる」

 26歳の時に病気で中途視覚障害者となった岩田選手は、LVF日本代表でもプレーする。「うまくいかない時も、すぐに切り替えることが大事」と児童らに助言し、「歩くサッカーをぜひ続けてほしい。楽しく続けてもらうことを願っている」とエールを送った。

 6年生の田村悠真(はるま)さん(12)は「昼休みにサッカーをすることがあるので、この教室を楽しみにしていた。視力は弱くても、サッカーはできるのだと改めて分かった」と充実した表情で話した。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2021年12月21日

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