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3日間嘔吐、病院に連れていかず 目黒虐待死で母が供述 「おなか痛い」…そのまま意識失う

小野沢健太 (2019年9月4日付 東京新聞朝刊)
 優里被告の初公判で検察側は、結愛ちゃんの生活が厳しく管理されていたことや、死亡に至る経緯の痛ましさを説明した。
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船戸優里、雄大両被告と結愛ちゃんが暮らしていたアパート=東京都目黒区で

生活ルール強要の張り紙 一部に結愛ちゃんの血痕も

 事件発覚時、アパート内の結愛ちゃんが一人で寝起きしていた部屋からは、「うそをつかない」「きちんと返事をする」などと生活ルールが書かれた複数の張り紙が見つかったという。

 朝4時には起きるよう強いられ、かけ算の九九の練習などをさせられていたといい、「1回も間違えずに言えるように練習する」とも書かれていた。一部の張り紙からは、結愛ちゃんの血痕も見つかった。

4日前から目元にあざ もうろうとし歩行困難に

 また、優里被告の供述調書も明らかにされた。優里被告は、結愛ちゃんが死亡する4日前の昨年2月26日、目の周りにあざがあるのを見つけ、翌27日から3日連続で嘔吐するのも確認していたという。

 死亡した3月2日の午後、2人はパソコンでアニメを見るなどして過ごしていた。結愛ちゃんがもうろうとしてきたため、「眠いの」と聞くと「寝ない」と答えたという。午後4時ごろには一人で歩くのが難しくなり、優里被告が手を引いてトイレに連れて行った。

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発表会でお遊戯をする船戸結愛ちゃん=提供写真

証人の医師「嘔吐初日に受診させるべきだった」

 午後5時を過ぎると元気がさらになくなり、優里被告が「ディズニーランドに行こう」「小学校で楽しいことしよう」と声をかけると、結愛ちゃんは「うん」と返事し、かすかに笑ったという。

 だが、間もなく飲んでいたスポーツ飲料を吐き出し「おなか痛い、おなか痛い」と言って目をつむった。それから意識は戻らず、午後7時に搬送先の病院で死亡が確認された。体重は12.2キロで、5歳児標準の18キロを大きく下回っていた。

 この日、証人として出廷した小児科医は「5歳児が嘔吐するときは重篤な疾患を抱えていることがある。嘔吐し始めた日に、病院に連れて行くべきだった」と断じた。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年9月4日