タレント・俳優 小笠原茉由さん 父「ガッツ」は巨人のコーチ。でも私は中日ファンです

佐橋大 (2023年9月3日付 東京新聞朝刊)
写真

父親について話す小笠原茉由さん(河口貞史撮影)

カット・家族のこと話そう

3チーム目の移籍がきっかけで…

 父は元プロ野球選手で、現・巨人3軍打撃コーチの小笠原道大です。父が最初に所属した日本ハムファイターズが2004年、北海道に移転する前、東京ドームを本拠地にしていた時から、家族で球場に行った記憶があります。私が幼稚園にいた頃です。

 父は北海道に単身赴任でしたが、家族でよく札幌ドームにも見に行っていましたし、寂しさは感じなかったです。球場に行かない時はテレビ観戦し、家族で父を応援していました。大きなスクリーンで部屋を暗くし、父が打席に立つたびに母が大声で応援し、2つ下の妹と私も祈るように見ていました。それは、巨人に移籍した後も続きました。

 巨人での最後の3年、父は思うような成績が残せず、苦しんでいました。母は、一生懸命、父をサポートしていました。そんな中、中日ドラゴンズから声をかけてもらい、父は2014年に移籍。当時、私はまだ、ドラゴンズのことをよく知らなくて、連覇経験もある「強いチーム」というイメージ。そんなチームに父が入っていくのは怖いなと思い、詳しく調べたのがドラゴンズファンになったきっかけです。

写真

2014年4月9日の中日-ヤクルト戦で8回裏2死一塁、代打で本塁打を放った小笠原道大さん=ナゴヤドームで

 母は、長年の父のサポートで、心身ともに疲れてしまったんでしょうね、応援が少しペースダウンしました。それなら、私がその分、しっかり応援しなきゃと思ったというのもあります。

家での父は、皆さんの想像通りです

 私がドラゴンズを応援していることについて、父は「勝手にどうぞ」という感じです。私は今、ドラゴンズとジャイアンツの試合は、仕事として試合を見ている父から、少し離れて観戦しています。併殺打で父が「よーし」と声を上げる時、私は悔しがっています。

 父は、おそらく皆さんの想像する通り、普段から寡黙で、多くは語らない人です。1人で晩酌するなど、1人静かに楽しむタイプ。それに、目標に向かって、やるべきことを考えてコツコツと努力する人ですね。私もそうありたいと思います。父はその姿勢を貫いて、ドラゴンズでも打率3割を打つまでに盛り返しましたし、素直にかっこいいと思います。

 私は今、大学職員として働きながら、芸能の仕事もしています。高校1年生の頃、家族で最初に、芸能関係の仕事をしたいと伝えたのは父です。父はまったく反対せず、「自分で選ぶ道なんだから、しっかりやりなさい」と。

 父は「やってみないと分からない」が口癖。子どもにも、とにかくやってみなさいと。それを身をもって示してくれる父親です。私は、言葉などで表現することが好き。父を通して知った野球の楽しさを伝える仕事をしていきたいです。

小笠原茉由(おがさわら・まゆ) 

 1999年、千葉県生まれ。2019年の舞台「永遠の一秒」のヒロイン役でデビュー。日大芸術学部卒。「ガッツ」の愛称で親しまれた元プロ野球選手の小笠原道大さんの娘で、熱烈な中日ドラゴンズファンとして知られる。6月にオンライン上でドラゴンズ愛やファンになった経緯などをつづったコラムも話題になった。

1

なるほど!

4

グッときた

1

もやもや...

2

もっと
知りたい

すくすくボイス

この記事の感想をお聞かせください

/1000文字まで

編集チームがチェックの上で公開します。内容によっては非公開としたり、一部を削除したり、明らかな誤字等を修正させていただくことがあります。
投稿内容は、東京すくすくや東京新聞など、中日新聞社の運営・発行する媒体で掲載させていただく場合があります。

あなたへのおすすめ

PageTopへ