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放送作家 野々村友紀子さん 子育て前に必要なのは「パパ育て」 

(2019年2月17日付 東京新聞朝刊)

家族のこと話そう

写真

自身の家族について話す放送作家の野々村友紀子さん(芹沢純生撮影)

反抗期、めっちゃ腹立つけど「この子が悪いんやない」

 小学6年生の長女は最近まで反抗期で、私が「やりなさい」と言うと、「やってるし」。めっちゃ腹立ちますが、自分にもそういうときはあったし、この子が悪いんやない、と思って乗り越えました。今は落ち着いてきましたが、中学生ぐらいになったらもっと大きいのがくると思いますね。

 4年生の次女も、長女を見て「自分にも反抗期がくる」と思っているみたい。私に抱きついてきたとき「もうちょっとしたら私も反抗期とかくるから、こうやってママに抱っこするのも、できなくなる」。さらに「中学生、高校生になったら、ぐれる可能性もあるよ」。え、まじで?って。宣言されちゃったんで、怖いな。

父性は急には芽生えない 夫に「胎教」

 子どもが赤ちゃんとか幼稚園のときは、手が掛かって大変でした。家事をしながら、子どもをおんぶしてパソコンで仕事をしたり。実家が大阪なので手伝ってくれる人もいなくて。ほんと、主人に協力してもらわないと無理でしたね。

 母親は自分の中に赤ちゃんがいるので母性を育てていけますが、父性は急には芽生えない。うちは、妊娠中から主人に胎動を聞いてもらったりして、「パパ」として育てていきました。結構、初めから手伝ってくれたので、父親としての自覚は持ってくれていたと思います。

 主人は家事も協力してくれますが、忙しいと私がやっちゃうこともあって、不公平と思うこともあります。「もっと手伝ってよ」とか、あまり言いたくないので、察してくれるのが一番なんですけれど。私も忙しいふりをして、洗濯物をたたまずに置いておいたりするんですけど、気付いてくれなくて、余計にイライラしてきます。

ママたち、手を抜くときは全力で抜こう

 子どもが何かをやりたがっていたら、命に関わったり、人に迷惑が掛かったりすること以外は、やらせるようにしています。あかんと言われても、子どもは納得しないですよね。やってみて、失敗した方が分かるんで。あとは「ちょっと待ってね」をなるべく言わない。「これ見て」と言われたら、なるべく手を止めて見てあげています。天ぷらとか、揚げ物のときは嫌ですけど。

 お母さんたちには「手を抜くときは全力で抜け」と伝えたいですね。完璧を求めると、しんどくなるので。「掃除機をかけなくても、誰も死なへんわ」ぐらいで。「仕事をしたいのに母親だから早く帰らないといけない」とマイナスに考えるんじゃなくて、「仕事はできなかったけど、子育てがいっぱいできたからいいや」と考えれば、楽になる。パパでも実家でも頼れるところは頼って、うまくやってほしいなと思います。

ののむら・ゆきこ

 1974年、大阪府出身。「高僧・野々村」のコンビ名で芸人として活動後、放送作家へ転身。夫はお笑いコンビ「2丁拳銃」の修士さん。バラエティー番組の企画構成や、吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師などを務める。新著「パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!」(赤ちゃんとママ社)が今月20日に発売される。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年2月17日