芸人 はなわさん 結婚15年、妻への誕生日プレゼントが引き寄せた「再会」

(2021年7月25日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

家族のこと話そう

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はなわさん(ケイダッシュステージ提供)

中学の1年先輩 初恋の人です

 妻は初恋の人です。佐賀県の同じ中学校の1年先輩で、かわいくてモテる感じ。当時、「ちびまる子ちゃん」がはやっていて、登場人物と同じ名字の読みの僕を見に来て、「花輪クンと全然違う」といじられた。でも僕は話をしたことがうれしくて、気付いたら好きになっていました。告白して振られましたけど。

 高校は別で、再会したのは18歳、友人の結婚式の時。連絡先を交換して、お付き合いが始まりました。最初から遠距離恋愛。僕は芸人を目指して上京していてお金がなかったので、妻が佐賀から東京まで会いに来てくれて、2年後に一緒に住み始めました。6畳一間、トイレ・風呂なしの古いアパートだったけど、妻は文句一つ言わなかった。「何とかなる」とどっしり構えて、売れない時期を支えてくれました。

妻が2歳の時、義父は家を出て

 24歳の時、長男の妊娠を機に結婚。その後、3人の子どもに恵まれました。「生まれ育った佐賀で子育てしたいね」と妻と話していましたが、僕は東京でテレビのレギュラー番組もある。悩んだ末、10年前に妻と息子3人が佐賀に移住。僕は単身赴任で、月に何回か佐賀に帰る生活になりました。自然豊かで食べ物がおいしくて、妻の家族や親戚、友人に囲まれた環境はとても良かった。僕も佐賀では仕事のスイッチを切ってゆっくりできました。

 結婚15年の記念に、妻の誕生日に歌をプレゼントしました。妻が2歳の時に家を出た義父への思いを歌った「お義父さん」。妻は号泣しました。実はその1週間前に親戚から電話で、義父が末期がんで余命わずかなこと、妻に会いたがっていることを知らされていたんです。

 妻は拒否したんですが、歌を聴いて思い直して再会できた。歌がなければ会わないままだった。不思議な力が僕にあの歌を作らせたと思います。翌年に義父が亡くなった時、告別式でも歌わせてもらいました。

3人の息子 食べる動画が人気

 息子たちは今、21歳、17歳、11歳。3人とも柔道に打ち込んでいて、大柄でよく食べる。YouTubeに家族で焼き肉を食べる動画を投稿したらすごく人気に。妻がいつも通り料理して、僕や息子たちが食べるだけですけど、食べっぷりが良くて面白いのかな。息子たちは何度かテレビにも出たことがあって、成長を見守ってもらっているみたいでありがたいです。

 コロナ禍で家族となかなか会えない時期が続き、単身赴任の難しさを感じました。家族と過ごす時間を大切にしたくて、神奈川県に中古の一戸建てを購入し、8月から妻と義母、息子3人と一緒に暮らす予定です。今はリフォームに大忙し。どんな家になって、どんな新生活が始まるのか、すごくワクワクしています。

はなわ

1976年、埼玉県生まれ。本名・塙尚輝。2003年、小学6年から育った佐賀を自虐的に歌った曲「佐賀県」で人気を博し、同年のNHK紅白歌合戦に初出場。2017年、「お義父さん」で日本レコード大賞企画賞を受賞した。東京中日スポーツで「はなわの相撲ヲタク道」を不定期連載中。

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コメント

  • 匿名 より:

    いつもYouTube見てます(^^)
    ともちゃんの料理が大好きでマネしてます。

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