「障害のある子どもの就園・就学ホットライン」10月31日に弁護士会が無料電話相談 「医療的ケアで小学校に入れない…」など
奥野斐 （2023年10月30日付 東京新聞朝刊）
障害や病気を理由に、保育園や幼稚園、地元の小学校に入れないなどの保護者からの相談に弁護士が無料で答える「障害のある子どもの就園・就学ホットライン」が10月31日午後1～7時に開設される。専用電話＝03（6811）2214＝で受け付ける。
弁護士13人「困ったら気軽に相談を」
東京弁護士会と第二東京弁護士会が主催。弁護士13人が「医療的ケアを理由に入園を断られた」「通学に保護者の付き添いを求められる」など、さまざまな相談に応じる。通話料はかかる。
2018年から設けるホットラインには累計で89件の相談が寄せられ「現在通っている保育園や学校で障害に適した配慮を受けられない」といった相談もあるという。企画に携わる河辺（こうべ）優子弁護士は「障害のある子どもの権利は条約や法令で保護されているが、法令通りに守られていない現状がある。少しでも困ったら気軽に相談してほしい」と話している。
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