かもめんたる 岩崎う大さん  2男1女の父です。子どもとのコミュニケーションが気晴らし

五十住和樹 (2022年6月26日付 東京新聞朝刊)
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家族について話す岩崎う大さん(坂本亜由理撮影)

家族のこと話そう

子どもは僕を「うだい」と呼びます

 妻と3人の子どもと暮らしています。

 妻は一番のよき理解者。「もう一人の自分」という感覚もあって、すごく相談しやすい。僕の台本やエッセーなどを「これ読んでみて」って、ちょっと自信がないところなど、ちゃんと第三者に伝わるか相談します。そんな作業が長年続いていて、妻には「僕の歩み」みたいなものがストックされている。それが人工知能(AI)みたいにどんどん成長する。話していると、彼女の意見を聞く前に「こうしたらいいかなあ」と、導き出していることもあります。

 妻はとても明るくて、家族のムードメーカー。運動会で大きな声を出して応援するので、中学3年の長男は「来てもいいけど声は出さないで」と嫌がってます。長男は僕に似ていて結構シャイな部分もある一方で、クラスでちょっと面白いことを言うのが好きみたいで。人気者っていうより、ちょっと変なやつという感じだと思うんです。そこはわりと僕に近いかな。ものの見方とかも僕に似ている。

 うちは、子どもがみんな僕を「うだい」って下の名前で呼ぶんです。長男がふざけて言い始めたと思うんです。

 次男は小学3年で、すごいおばあちゃん子。妻の祖母に当たるんですが、普通に「おばあちゃん」っていう感覚で接してます。僕が冗談で「ばあさん、もっと早く歩けないのかな」と言うと怒って飛び掛かってきたり。明らかにおばあちゃんが間違えていることがあっても、家族で一人だけ味方をするんです。

末っ子の娘は「透かし」が上手い 

 一番下は小学1年の女子。僕はすごくかわいがっているんですけど、全然僕のことを好いてくれない。僕が一方通行の矢印を彼女に向けて、それを彼女が透かす、みたいなノリになってます。地震が起きた時だけ、「パパ」って抱きついてくる。

 ママに甘えようとして「今、忙しいから」と言われてる時、僕が「パパ空いてるよ」と言うと、「それは大丈夫でーす」。そういうやりとりを学んじゃっている。透かしたりいなしたりするタイミングがうまいんです。リズム感がいいというか。突っ込みも多くて、それが上手だなって。

 もし、普通に全部受け入れられるようになったら、さみしいかもしれない。逆に「パパ大好き」みたいにこられたりすると、それはそれで何か、前までの方が、より心の関係性が築けるんじゃないかって気もしないではない。

 今は家で書く仕事が多いので、子どもたちと、こちょこちょコミュニケーションするのがいい気晴らし。子どもたちがいるから、もっと頑張って稼がなきゃって感じです。

岩崎う大(いわさき・うだい) 

 1978年、東京都出身。槙尾ユウスケさんとのコンビ「かもめんたる」でキングオブコント2013優勝。テレビ番組などで活躍しているほか、劇団かもめんたるを旗揚げして劇作や演出も。漫画家でもある。7月22~31日に東京・紀伊國屋サザンシアターで作・演出を務める舞台「スルメが丘は花の匂い」を上演する。

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